マイロネフは行く

自転車とサイクリングに鉄道や郷土の自然(主に植物),地理,歴史などを織り交ぜ,ジュニア世代にサイクリング人気の復興を念じつつ展開してゆきます.

タグ:自転車

皆様こんばんは.
a383493242改めマイロネフでございます.

先日来の当ブログサイトの閉鎖予告の余波はなかなか収まりませんが,
ここで少し気を取り直して,長野市内中心部へ買い物ついでに見かけた
ユニークな自転車を先ずはご覧に入れたいと存じます.
イメージ 1
以前からごく偶に見かける事があった
幼児乗せ用の付随車(トレーラー)です.
(オーナー様には内緒で撮影させて頂きました)

イメージ 2

イメージ 3
“BURLEY”という海外ブランドですね.
イメージ 4
牽引する自転車はPanasonicのオフロード風電動アシスト車です.
イメージ 5
これなら男子中高生にも似合う!?
イメージ 6
イメージ 7
リヤのハブシャフトに固定するようになっています.
首振り機構の詳細は分かりません.
イメージ 8
駐輪風景です.
イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11
長さも幅もかなりスペースを取るので,
実際の運用には苦労も多そうです.
しかし車上に設置する一般的な幼児乗せよりは
転倒の危険性が絶無なのは言うまでもありません.

今後はこういう自転車も使いやすい環境の整備も必用度が増すでしょう.

代わりまして,中央通りの植え込みで見かけた花を.
皆様におなじみのこの花が咲けば
イメージ 12
この花も開きます.
イメージ 13
イメージ 14
今日の長野は花曇りなので,半開きなのが残念です.

大門交差点附近のウメ(紅梅)も五分咲き以上ですね.
イメージ 15

イメージ 16

イメージ 17
湿度が上がってきたためか,香りをはっきり感じました.

それではまた

皆様こんにちは.
a383493242改めマイロネフでございます.

先日も,■フ*クのサイトに出品されている往年の
電子フラッシャー付自転車についてUPしましたが,
さらに上を行く機種が登場しました.


私の記憶では1973~'74年頃のモデルである
SEKINE・VX-GTOです.
当時の雑誌広告を彷彿させる構図の画像付きです.
これも現在は消滅した販売店で,当時実車を見た記憶があります.

ロント部分にスピードメーター(勿論アナログの機械式)に
トランジスタラジオまで装備した,当時の小中学生向けとしては
驚異的な豪華仕様です.

当時「夕日のサイクルマン」と称したキャラクター人物を
起用した,この自転車のTVコマーシャルもありました.

しかし質量(自重)が重過ぎますから,どこからどこまでも走り抜く
サイクリング用としての走行性能は問題にならず,せいぜい10~20km
圏内の自転車遊び程度の用しか為さなかったのではと推定されます.

しかも子どもの成長に伴って2~3年で適応身長を超えてしまいますから
家計の投資効率(コスパ)の面でも問題が多かったのは当然でしょう.

貴重な日本の自転車の歴史的資料には違いありませんが,流石に今さら
¥何十万もの大枚を出してまで欲しいという気にはなりませんね.

いつも当方とコメント欄でご交誼を頂いているブログ主さんの御一方の仰る
通り,切なくも懐かしい思い出の中にしまっておくのが良いのかもしれません.

因みにですが,これは11年前,2008年版の
LOUIS GARNEAUのカタログの表紙です.
イメージ 1
これの見返しページに創業者・Louis GARNEAU氏の挨拶の一文があります.
同氏は13歳当時,カナダ国旗・メイプルリーフをあしらったユニフォームの
カナダ代表自転車レースチームに憧れを抱いていたといいます.

そこに掲載されている,1972(昭和47)年当時彼の乗っていた
純然たる本格派のロードレーサー自転車の写真を見ると,彼我の
ジュニア世代向け自転車のLEVELが余りに違い過ぎて
愕然としてしまいます.

やはり当時のスポーツ自転車の製造技術に
歴史的な格差も表れていたのでしょうね.

皆様こんばんは.
a383493242改めマイロネフでございます.

既にお求めになった方も多く大変遅ればせになりますが,
月刊「サイクルスポーツ」3月号の付録に1970年4月号となる
同誌の創刊号〈復刻版〉が付いておりました
イメージ 1
残念ながら全ページの完全復刻ではなく主要な記事のみで,
目次に有ってこの復刻版に無い記事の方に興味がそそられるのですが,
サイクリングの入門手引き的な特集記事と,房総地区のコース案内,
当時工事中の伊豆サイクルスポーツセンター,ブリヂストンサイクル・
シャインスターST-10のインプレッション&メーカーインタビュー,
そして競技入門・1,000mタイムトライアルなどの記事で構成されています.

初代の編集長は登坂美治さんという方でした.

巻頭カラーページのシクロクロスの写真記事は今日でも古さを感じませんが.

これは小学校高学年の当時は存在すら全く知らなかった雑誌です.この後
間もなく,小中学生向けにも「サイクリング入門」なる書籍も出版は
されたものの,書店でも目立たない存在ではありましたね.

その本の内容とも共通する「プランニングのたてかた」の記事の中で
1日で楽に走れる距離(日車キロ)の一覧表があります.

  初心者  40――50km      

  小学校低学年 30――40km            
    
  小学校高学年 40――50km            
(30分に1回ぐらい休む)

 中学生  60――70km   

 高校生  60――80km   

                       成年女子  60――70km 

                       成年男子  70――90km 

                            健脚男子  100――120km
(1時間1回ぐらい休む)

まあ当時の代表的な国産サイクリング自転車の水準や,
地域によっては舗装率も低かった道路事情などを考えれば
妥当なところだったのでしょうね.巻頭カラーの房総地区の
コース案内でも,普通の地方道が未舗装の写真があります.
当然,今日では舗装されている筈でしょうが.

ST-10はダイカストフレームで,自重は18kg.しかもサドルの
高さ調整はそれを一旦外してハンドルバーステムと同じ方法でしなけ
ればならないのが(私も同じフレームの自転車に乗っていました)
このフレームの最たる欠点でした.

今日では軽量高機能の“特急自転車”で,当時のサイクリング自転車なら
2泊3日がかりとなりそうな距離も1日で走り通せる時代となったことに
スポーツ自転車の技術革新を実感します.その代わり当時は間もなく
“重厚長大型”のロングツーリング自転車が夢や希望を集め始めるところで
あり,サイクリング界も今日ほど殺気立った雰囲気は無く,子ども達にも
夢をもたらす長閑な時代だったようにも思います.

しかしこの頃全国の1年間の交通事故死者が1万6千人を超え,
自転車は長く受難の時代が続くことになってしまいます.小中学校で
自転車の規制が厳しくなり始めたのもこの頃だったと思います.

この本の房総地区コース案内の最後の方で,前段でもUPした
太平洋沿岸自転車道路の計画が触れられていますが,半世紀を経た
現況は皆様もご高承のとおりですね.高速道路は知らない間に全国
至る所に発達したというのに,依然として冷や飯を食わされっ放しです.

終わりに裏表紙の広告を.
イメージ 2
この後続々登場する電子フラッシャー付きジュニアスポーツ自転車程の
ハデさはありませんが,5段ギヤにセミドロップハンドルの仕様が如何にも
当時の中学生向けという感じがします.1971年当時,電子フラッシャー付きの
自転車に乗っていた2学年上の先輩がいました.

それではまた.

皆様こんばんは.
a383493242改めマイロネフでございます.

今朝の(2月10日・)朝刊で,このような広告をご覧になりましたでしょうか.
イメージ 1
これは信濃毎日新聞に掲載された「太平洋岸自転車道の」整備計画の広告です.

千葉県銚子市から太平洋沿岸の海岸線伝いに紀伊半島を半周して和歌山市を結ぶ
総延長約1,400kmに及ぶ自転車道の計画で,半世紀近く前の1973年に部分着手
され,2017年の自転車活用推進法の施行を機に2020年の東京オリンピック・
パラリンピックまでを目標に各区間で整備が進められているというものです.

計画自体に異論はありません.しかしこれまでの経過をみると到底満足のゆくもの
とは言えません.一体半世紀近くもの間どうなっていたのかというのが実感です.

そもそもこの路線へ辿り着くまでの走行環境が問題です.少なくともこの“本線”
から肋骨のような”支線”が無ければ使いやすいとは言えません.さらに欲を言う
ならば,複数の並行ルートも整備して行路の選択の自由度も欲しいです.

日常生活に自転車の活用を本気で推進する気があるなら,先ず必要以上に広過ぎる
歩道を削って車道と完全に同一仕様の自転車専用レーンを整備し,歩行者の通路と
明確に一線を画して,自転車の交通ルールの正常化を推進すべきです.

この「自転車活用推進法」にしても,長野県の同様の条例にしても,従来の杜撰,
おざなり,支離滅裂,そして無責任極まりない自転車政策の反省が如何程あるのか
私は非常に疑問に思っております.
イメージ 2
この画像は3年前の再掲になりますが,用地と費用を
かけた割に非機能的で不安全な“自転車専用レーン”.
イメージ 3
自転車の通り道の上に点字ブロックを並べて,
これで歩行者と事故が起きない筈がない.
こんな設計をした方にお目にかかってみたいですね.

現在はその後の工事の進展で失われましたが,これこそ
私の理想と考える自転車専用レーンです.
イメージ 4
イメージ 5
上は長野駅東口附近,下は長野市立長野高校前にて.

それではまた.

皆様こんばんは.
a383493242改めマイロネフでございます.

最近,また下記のネットオークションサイトで約45年前の電子フラッシャー付き
ジュニアスポーツ自転車が出品されているのが分かりました.


これは1973年型のMIYATA・サリージャンボテクニカです.
ギヤクランクは軽合金のコッタレスとなっており,オール鋼製の
ナショナル・エレクトロボーイZと比べると質は上と言えます.


これも1973年型で,BRIDGESTONE・アストロGです.
当時この実車を見た記憶があります.
これを当時展示,販売していた自転車店は既に現存しておりません.
この自転車のフラッシャーの作動音入り動画がこちら.


私が高校2~3年の頃,このフラッシャー本体を撤去してリヤキャリヤにその枠
だけの面影を残した自転車に乗って来ていた下級生がいたのも思い出されます.

代わりましては

こちらは私の記憶では,FUJIの1971年型の
電子フラッシャー付きだったと思います.当時の
中学1年生向け月刊学習誌の裏表紙の広告で見た記憶があります.


これは1970年のヤングウェイパルスから始まるBRIDGESTONEの
電子フラッシャー付きモデルの掉尾を飾った1974年型のアストロGです.

当時の週刊「少年○○○○」の裏表紙で,この自転車に乗って
左手で後ろ向きに拳銃を発射する荒唐無稽なイラストマンガの
広告が思い出されます.

この電子フラッシャーの動画はこれ.


以前ほどではありませんが,これまた超高額な値付けになっています.
日本の自転車史の中でも極めて特異な存在でしたから,可能ならば
自転車専門の博物館か民俗資料館辺りで拝んでみたいものです.
の当時を知る世代の反響も楽しみにはなりますから・・・・・・・・・.

↑このページのトップヘ