マイロネフは行く

自転車とサイクリングに鉄道や郷土の自然(主に植物),地理,歴史などを織り交ぜ,ジュニア世代にサイクリング人気の復興を念じつつ展開してゆきます.

カテゴリ: 事故

こんばんは.マイロネフです.

さて,例のUber Eats等料理配送サービスの問題ですが,
今般下記のURLにてその事故の実例が配信されました.

https://www.mbs.jp/4chantv/news/scoop/article/2021/08/085210.shtml
(2021年 8月28日現在,また画像右端をスクロールするとすると閲覧できます)

この配信記事の冒頭に出て来る事故の原因は,親子が歩道で

自転車の右側通行をしていたため,バイクで出発しようとした
配達員から見ると,子どもの自転車に気付きにくかったとも
考えられます.その歩道もあまり広くはありません.

この事故に関しては,例の如くデリバリー事業者(Uber Eatsとは
かもしれません)も当の配達員も❝知らぬ存ぜぬ❞を押し通そうと
する
不誠実な態度に終始しているのが腹立たしいのですが,
配達員自身も
生活できる収入を稼ぐためには無理をしても自分で設定したノルマを
達成しようとする.しかも労働者としての最低限の保障も無い.
それがルールに違反する危険な走り方を助長する大きな要因に
なっているのは確か
でしょうね.

それと,この事故の原因のもう1つとしては,やはり自転車
通行可
歩行者優先)の歩道が左右両方向に通行できるようになって
いる
道交法の不備欠陥も一因であると主張せざるを得ません.

脇道や駐車場から出ようとする車が,しばしばこの種の事故を起こす
事がありますが,自転車は普通左側通行と決まっている筈だと大抵の
人は思っているでしょう.ところが運転席から見て左側,それも建物
の陰(死角)で本来ならば逆走の違反となる自転車が違反にならない,
しかも車道側でなく建物の際を自転車で走って来られれば,こういう
事故が起きるのは必然ではないかと言って良いと思います.何故なら
道路脇から見た場合,車は普通右から左へ流れるもの.それに合わせて
脇道や駐車場から出ようとする車は先ず右手方向の安全を確認します.

それで車の切れ間を待って急いで合流しようとしますが,そこで左方向
から本来逆走の筈の自転車が突っ込んでくるのは実に危険で迷惑この上
ないのであります.

Uber Eatsといえば,当地長野市街地でもその自転車を見かける機会が
多くなりました.しかし現実にその業務を遂行するにはやはり原付バイク
の方が迅速性,効率性に優れているのは確かですね.また軽四輪で事業用
ナンバーを取得してUber Eatsの業務をしている人もいます.いろいろな
安全面を考えればそれがより良い方法かもしれません.

あの特大の角形バッグは一目でそれと分かりますが,ガラの悪い自転車
乗りの象徴的な存在になってしまっているためか,そのロゴマークを黒く
塗り潰すようにして隠している配達員が長野でも実際にいるようです.

自転車のルールとか安全走行の指導も実施しているのはごく一部.大抵は
配達員の自主性任せ.これまた無責任な話です.以前にも触れましたが,
本格的な長距離サイクリングの経験や知識を持たずに安易な気持ちで
始める人が少なくないのも事実でしょうね.それでは周囲に気を配る
走り方は望めないでしょう.

この種の話になるとどうしてもとりとめがなくなってしまいますので
また機会を改めて取り上げたいと存じます.

今回は一旦この辺で.


こんばんは.マイロネフです.

さて,自転車レースで落車はある程度不可避の面も無くはない
とはいえ,去る2021年 6月26日,ツール・ド・フランスの開幕早々に
起きた大量落車事故は,その原因があまりにもバカバカし過ぎて
本当に腹立たしい限りです.

この犯人の❝出たがり女❞,多少は反省の意を表しているといいますが,
https://news.livedoor.com/article/detail/20462408/
日本の法律で言うなら少なくとも「過失傷害」や「威力業務妨害」
の罪に問われて当然の筈.大会の主催者がこの女に対する告訴を
取り下げたとも伝えられているのですが,如何にも甘いというのが
率直な印象です.刑事と民事の責任は厳しく追及されるべきでしょう.

この一件で改めて気を付けるべき,自転車ロードレースの観戦に
行くにあたって心掛けておきたい事を私なりに考えました.

①転がる物は持って行かない.

ボールの類でも丸い筒,パイプの類でも缶カラでも,万一落として
コース上に転がりだしたら大事故になるのは当然.缶入りの飲み物は
飲み終えたら転がらないように缶を握り潰すかすれば良いでしょう.

②脚立や踏み台になる物は使わない.

邪魔になるだけでなく,それがコースの側へ倒れて事故の原因にも
なり得ますね.

③ペットのイヌ等は連れて行かない.

実際に海外のある国の自転車ロードレースで,コース上にイヌが
飛び出して落車事故の原因になった例があったと記憶しておりますが.

これらは2014年10月25日,さいたまクリテリウムbyツール・ド・フランスを
実際に見に行って思った事でした.この時は沿道の観衆がそれこそ
立錐の余地もありませんでしたから.
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日本でこのような自転車ロードレースがマラソンや駅伝などの
ように社会的になかなか受け入れられないのは,それらと比較に
ならないスピードで,(原因は何である
にせよ)あのような集団落車で
多数の重傷者が発生しやすく,
その辺がどうも日本人の気質,国民性に
そぐわない点があるから
かも分からないと,私は思っております.

自転車ロードレースには,その乗り手の交通道徳の問題もあってか,
その存在自体が許せないという人が中には居るかも分かりません.

しかしそのことが,レースの妨害行為の正当化になり得ないのは明白な事.
例えばコース上に危険な障害になる物体をバラ撒くなどされたなら,それは
テロ行為にも等しい卑劣千万な行為として糾弾されなければなりません.

今度のオリンピックの自転車ロードレース,新型コロナウィルス
の感染拡大がなお泥沼化する中で実施されることになりそうですが,
あれほど広範囲に及ぶルートでの自転車レースは今後,国内で開催は
かなり困難になると予想されるだけに,何とか無事成功することを
念じてやみません.

こんばんは.マイロネフです.

さて今般,千葉県八街市内で起きた酒酔い大型
トラックによる,世にも悲惨な子ども達の死傷事故.
ドライバーがその日の仕事も未だ終わらない昼間から
酒を飲んで運転していたとは言語道断.車でなくても
酒を飲めば事故や重大ミスの原因になるというのに.

それで事故現場となった八街市とはどういう所か,国土
地理院の「電子国土Web」やGoogle Map,Yahoo!ロコ等の
地図アプリとストリートビューで検索してみました.

それによれば,事故現場として放映された小学校の近くの道路は
幅員は狭く,畑や住宅地が入り交って左右の見通しは良くなく,
それでいて地形はほぼ平坦で線形は直線基調ときて
いますから,
2車線で渋滞しがちなR409を避けて抜け道に使って
スピードを
出す車が多くて沿道の住民は恐怖と不安を感じていた

ということなのですね.

因みに国土地理院の「電子国土Web」によると,八街市は常総台地
の上に展開し,西部地域で隣接する佐倉市と境界が複雑に入り組んだ
箇所があるのは,地学でいう幼年期のような地形による水田と台地の
上の畑地という農地利用の違いで分かれているためとみられ,興味深い
ところがあります.八街市の特産品はご高承の通りですね.

それはともかく,子ども達は学校の指導に従って正しく右側通行を
していたのに,こんな事故で命を失うのは余りに理不尽過ぎます.

ましてこういう交通環境で,自転車の指導はどう
なっているかと言えば・・・・・・・多分推して知るべし
ではないでしょうか.

道路を広げ歩道を造る予算も何も無いというなら,先ずは有料
駐車場の出入口にあるような電動式のゲートを作って規制時間に
物理的に
通行止めにするのが良いでしょうね.或いはこのような
仮設のガードレールを現状のままの所に無理やりにでも並べて
歩道を造るかです.
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言うなれば,道路の幅などの構造は昔ながらのまま,長年自動車の
スピード優先に偏り過ぎてきたために,斯かる悲劇が繰り返されて
しまったとも言えます.

子どもだけで家の外へ一歩出ることすら自由にならない,まして
道路で自由に自転車に乗れない・・・・・・・約50年前の私の経験からも
こんな地域は人間の住む所ではないと言いたくなります.

自動車の数ばかり際限なく増やし続けて,
子どもの数を増やすことができると思いますか?

亡くなった子どもさんのご冥福を謹んでお祈り申し上げたいと思います.

では前段から続けます.R403まで攀じ登って
合流し,さらに姨捨方へ行路を延長します.
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この野生系ザクラは花着きは比較的疎ら
ですが,丁度良い見頃に当たりました.
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園芸品種のサクラとはまた異なる素朴な良さがあります.
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桜清水の下り口です.
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ハイキングコースらしく整備されていますが,
今回はここからの探訪は割愛しました.

もう少し聖高原方へ進みます.
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今回は,姨捨SAを俯瞰する所で折り返しとします.
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長野盆地の展望.
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遥か遠くの鍋倉山方面は,暖冬だったとはいえ
未だかなりの残雪が見えます.
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R403の本線から外れ,姨捨駅方面へ向かう道路の入口附近.
新聞記事の写真で,彼のお父さんが先行した長男に追いつくため
待ち合わせた地点とされる場所です.屋代方面が見渡せます.
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このお父さんは長男に誘われ,やがて自らもロードバイクを始めた由.
一緒にこの行路を走るわが子の逞しい成長を実感して・・・・・・・・・・.

その頃が,このお父さんにとって最高に
幸せな時期だったのかも分かりません.

それなのに・・・・・・・・・・.

ここで私が疑問に思ったのは,彼の行路の取り方です.

一般に峠越えを含むサイクリングの行路を設定する場合,
往復などの場合は別として,可能ならば登り(ヒルクライム)
には勾配や曲線などの線形の険しい方を,下り(ダウンヒル)
には線形の緩やかな方を選択するのが望ましいとされております.

ここでも,千曲市内へ下るなら篠ノ井線に沿い,善光寺街道
(北国西街道)の桑原宿を通るR403の方が適している筈なのに
何故なのか,折り返して間もなく,多分これではと思いました.
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聖高原方から下ってきて,八幡工業団地の方へ
直進するように線形が改変されていたのです.
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R403の“本線”はここで左折になります.

私は今回,ある目的もあって左折しましたが,道理で八幡

工業団地前を通る大小の車の交通量が増えていた訳だ・・・・・・・.

家路を急いだ彼も多分,吸い込まれるかのように
ここを直進して急曲線と急勾配の連続する県道
〈430〉系統へ突入し・・・・・・・,
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そして,悲劇が起こりました.
愛車を購入後僅か3箇月目,彼の積算走行キロもやっと
1,133kmに達していたところだったといいます.

ではここで,私が目当てだった植物の画像をどうぞ.
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イワナシです.
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小さな苗も出ていましたが、以前と比べると
目立ちにくい存在になってしまったようです.

この後は強く冷たい逆風に悩まされながらも
無事に帰着できました.

それにしても,彼の死は長野県の自転車競技界にとっても
極めて大きな損失となったのは確かでしょう.これから
なお成長途上でしたから,トレーニングの如何によっては
有力な選手の候補になり得たかもしれませんし,或いは
彼のペースで創造的なスポーツサイクリング活動を展開
できたかも分かりません.

彼が本格的なスポーツ自転車に目覚めたのは中学校時代のこと.
通学にクロスバイクを使っていたが,やがて,ご多聞にもれず
人気マンガ「弱虫ペダル」に触発されロードバイクを熱望する
ようになり,お父さんの仕事の手伝いなどで約¥20万の予算の
メドをつけ,憧れのBianchiのチェレステカラーのフレームを
手にして目を輝かせたといいます.

同じ新聞記事では,草原に仰向けになってウェアまでコーディネイト
したスタイルで愛車を漕ぐポーズを見せる写真も掲載されていました.

救いなのは,彼のお父さんがロードバイク自体を恨まないで
おられること.こういう事故があるととかく情緒的にその種の
自転車が否定されやすいですが,自らもロードバイクの安全走行を
実践しておられる事に心から敬意を表したいです.

しかし(これは何もロードバイクに限りませんが)
 死亡事故の
加害者にもなり得る事は十分心得て 
おくべきです.

一般の路上では,目の前のどこにどういう危険が
潜んでいるか,それを見抜いて用心しながら走る
心掛けが大事なのです.

最後に改めて,彼の冥福を謹んでお祈りすると共に
ご遺族の皆様方に心から哀悼の意を表したいと思います.

当日の全走行距離;57.11km                    

実走行time; 3時間53分19秒                    

平均時速;14.7km/h                        

最高瞬間時速;35.0km/h                      

積算走行キロ;16,743km                      

こんにちは.マイロネフです.

はや1週間前になりますが,2021年 4月 5日()付の信濃毎日新聞23
面で,昨年夏に❝特急自転車❞(ロードバイク)でサイクリング中,事故
で亡くなった当時高校2年の長男の面影を慕い,週1回約1時間,同様の
ロードバイクでトレーニングに励む男性の特集記事が掲載されました.

その事故現場というのが,私も過去に1~2回はサイクリングで利用した
経験のある行路ですので,一体どういう事故だったのか私なりに背景を
探ってみたいと思い,昨日(2021年 4月10日・)COLNAGO・Arteに
乗って訪れてみました.

先ずは千曲川左岸のサイクリングロードまで.
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2019年の豪雨災害の影響が現在も尾を引いて,復旧工事
のため通行止となっている箇所が複数あります.

ここから千曲市の平和橋まで,CANNONDALEの❝特急自転車❞
3台編成の一行と❝併結❞で楽しませて頂きました.

(♬車内放送オルゴール・鉄道唱歌)
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屋代から平和橋を渡って来た県道〈340〉系統です.今回はここから
403に向かって直進します.前方の信号のある交差点は左が
上山田方,右が稲荷山方になります.

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サイクリングコースの案内標識もあります.
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左右に交差する道路はR18のバイパス.
この先は八幡工業団地になります.
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進行方向右手のサクラは散り始めの段階になっていました.
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山肌に沿って線形が険しくなります.
これよりは画像のUPが前後する所がありますのでご了承を.
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ここが件の事故現場です.
少し先の方から見返ります.
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武水別(たけみずわけ)神社南の「八幡辻(やわたつじ)」
交差点から2.1km(1/2.5万地形図換算)の地点です.

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新聞の記事によると,事故の発生は2020年 8月15日午前11時のこと.
この曲線部で右方向に落車して身体は路面を滑ってセンターラインを
越え,運悪く対向してきたトラックの右側面に背中を轢かれて
亡くなった・・・・・・・という事です.
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事故当時の天候や路面の状態などは不明ですが,事故発生の時間は
日中の事でもあり,路面もこのように乾燥して浮砂等も
無かったと
すれば,何故右側に落車したのか,ここを私が何回見ても
如何にも
腑に落ちません.強いて言うならやはりコントロールの
可能な
スピードを大きく出し過ぎていたのか否か,それとも突発的な
横風に吹き倒されたのか・・・・・・・.

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ここもview spotになるのですが・・・・・・・.
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  哀れ16年の命・・・・・・・・・・(泣).
戒名の書かれた小さな塔婆が涙を誘います.
これから若き良き時代の盛りになるところだったのに・・・・・・・・・.
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自転車に乗るウサギとカエルのイラストの入った
小さなメッセージカードにも心を打たれます.
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では,少し気を取り直して,先へ進みましょう.
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この事故現場の曲線外側の林の下にあるユキノシタの群生.
これ自体は昔からある民家の裏庭等で普通に見られますので
そう珍しくはないですが,完全にナチュラル(自生)と判断
できるのは,私のサイクリング圏内では極めて稀です.
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なおも登り続けます.
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蛇篭の下の,水が浸み出す部分に
ミズゴケが生えています.
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当方のサイクリング日帰り圏内の,湿原でない
所で自生しているのは,おそらくここが唯一と
思われる貴重なspotです.

                             (続く)
                    (2021年 4月12日本文加筆)

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