こんばんは.マイロネフです.

いささか遅れ馳せとなってしまいましたが,
去る2023年 1月19日(),長野電鉄で最後
まで残っていた旧営団(現東京メトロ)3000系
改め3500系の2輌編成1本のお別れ運転が
実施されたということです.これについては
日テレニュースで報じられたということで,
また例の如くYou Tubeの引用で恐縮ですが,
1964年の日比谷線開通当時の映像も入っています
ので,ご覧願えればと存じます.

【さよなら“昭和の地下鉄”】という表現が
何ともたまりません.この動画のコメント
欄でも数々の思い出が寄せられています.

この電車の登場は,私が小学校に上がる1~2年
前のこと.銀色に輝く車体がその当時は実に斬新に
見えたものでした.

以来,高度成長期の“花の東京”のただ中で通勤輸送に
大活躍.そして二代目のアルミカー03系にその座を
譲り,大半はその時点で廃車されたものの一部の仲間
は幸運にもこの信濃路に第二の活躍の場を与えられ,
長閑な信州の風景の中で,特に今日まで生き永らえる
ことができたこの2輌は本当に強運だったと言えますし,
何か人間の生涯とも通じる所もあります.

1960年代の電車の中では,南海電鉄高野線のステンレス
車・6000系と並んで類まれな長寿でした.

勿論,私も日比谷線当時からこの電車には馴染があり,
私自身が60歳を超えるに至るまで走り続けたことで
改めてこの長い歳月を思い起こさせてくれました.

長野電鉄の路線は先に廃線となった区間を含めても
当方の自宅からサイクリングの日帰り圏内にすっぽり
収まってしまうこともあり,いろいろの都合などから
善光寺下ー長野以外の区間でこの3500系に乗る機会を
持たずじまいに終わったのは,悔いが無いと言えば
嘘にはなります.

それならせめて,過去に私が撮影した同系電車の
画像を再度ご覧頂くことに致しましょう.
DSCF0536
これが,今回のお別れ運転まで生き永らえた
3500系N8編成で,2016年 5月29日,
湯田中駅での撮影です.
DSCF0541
旧駅舎の窓越しに写してみました.
013
こちらは2013年 5月25日,柳原駅附近での
撮影で,3612号車を先頭とした3600系の
3輌(L2)編成です.
004
これが,1981年4月当時(サイクルショーの頃)の
日比谷線3000系車内で見られた営団地下鉄伝統の
リコ式吊り手です.上記You Tubeのニュース映像中
にも出てきます.これもラッシュ時の車内で
トラブルの元になったとかで,1983年頃には全廃
されたと伝えられております.

それでは今夜も時間ですのでこの辺で.