こんばんは.マイロネフです.

さて,自転車レースで落車はある程度不可避の面も無くはない
とはいえ,去る2021年 6月26日,ツール・ド・フランスの開幕早々に
起きた大量落車事故は,その原因があまりにもバカバカし過ぎて
本当に腹立たしい限りです.

この犯人の❝出たがり女❞,多少は反省の意を表しているといいますが,
https://news.livedoor.com/article/detail/20462408/
日本の法律で言うなら少なくとも「過失傷害」や「威力業務妨害」
の罪に問われて当然の筈.大会の主催者がこの女に対する告訴を
取り下げたとも伝えられているのですが,如何にも甘いというのが
率直な印象です.刑事と民事の責任は厳しく追及されるべきでしょう.

この一件で改めて気を付けるべき,自転車ロードレースの観戦に
行くにあたって心掛けておきたい事を私なりに考えました.

①転がる物は持って行かない.

ボールの類でも丸い筒,パイプの類でも缶カラでも,万一落として
コース上に転がりだしたら大事故になるのは当然.缶入りの飲み物は
飲み終えたら転がらないように缶を握り潰すかすれば良いでしょう.

②脚立や踏み台になる物は使わない.

邪魔になるだけでなく,それがコースの側へ倒れて事故の原因にも
なり得ますね.

③ペットのイヌ等は連れて行かない.

実際に海外のある国の自転車ロードレースで,コース上にイヌが
飛び出して落車事故の原因になった例があったと記憶しておりますが.

これらは2014年10月25日,さいたまクリテリウムbyツール・ド・フランスを
実際に見に行って思った事でした.この時は沿道の観衆がそれこそ
立錐の余地もありませんでしたから.
DSCF6478
日本でこのような自転車ロードレースがマラソンや駅伝などの
ように社会的になかなか受け入れられないのは,それらと比較に
ならないスピードで,(原因は何である
にせよ)あのような集団落車で
多数の重傷者が発生しやすく,
その辺がどうも日本人の気質,国民性に
そぐわない点があるから
かも分からないと,私は思っております.

自転車ロードレースには,その乗り手の交通道徳の問題もあってか,
その存在自体が許せないという人が中には居るかも分かりません.

しかしそのことが,レースの妨害行為の正当化になり得ないのは明白な事.
例えばコース上に危険な障害になる物体をバラ撒くなどされたなら,それは
テロ行為にも等しい卑劣千万な行為として糾弾されなければなりません.

今度のオリンピックの自転車ロードレース,新型コロナウィルス
の感染拡大がなお泥沼化する中で実施されることになりそうですが,
あれほど広範囲に及ぶルートでの自転車レースは今後,国内で開催は
かなり困難になると予想されるだけに,何とか無事成功することを
念じてやみません.