こんばんは.マイロネフです.

さて今般,千葉県八街市内で起きた酒酔い大型
トラックによる,世にも悲惨な子ども達の死傷事故.
ドライバーがその日の仕事も未だ終わらない昼間から
酒を飲んで運転していたとは言語道断.車でなくても
酒を飲めば事故や重大ミスの原因になるというのに.

それで事故現場となった八街市とはどういう所か,国土
地理院の「電子国土Web」やGoogle Map,Yahoo!ロコ等の
地図アプリとストリートビューで検索してみました.

それによれば,事故現場として放映された小学校の近くの道路は
幅員は狭く,畑や住宅地が入り交って左右の見通しは良くなく,
それでいて地形はほぼ平坦で線形は直線基調ときて
いますから,
2車線で渋滞しがちなR409を避けて抜け道に使って
スピードを
出す車が多くて沿道の住民は恐怖と不安を感じていた

ということなのですね.

因みに国土地理院の「電子国土Web」によると,八街市は常総台地
の上に展開し,西部地域で隣接する佐倉市と境界が複雑に入り組んだ
箇所があるのは,地学でいう幼年期のような地形による水田と台地の
上の畑地という農地利用の違いで分かれているためとみられ,興味深い
ところがあります.八街市の特産品はご高承の通りですね.

それはともかく,子ども達は学校の指導に従って正しく右側通行を
していたのに,こんな事故で命を失うのは余りに理不尽過ぎます.

ましてこういう交通環境で,自転車の指導はどう
なっているかと言えば・・・・・・・多分推して知るべし
ではないでしょうか.

道路を広げ歩道を造る予算も何も無いというなら,先ずは有料
駐車場の出入口にあるような電動式のゲートを作って規制時間に
物理的に
通行止めにするのが良いでしょうね.或いはこのような
仮設のガードレールを現状のままの所に無理やりにでも並べて
歩道を造るかです.
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言うなれば,道路の幅などの構造は昔ながらのまま,長年自動車の
スピード優先に偏り過ぎてきたために,斯かる悲劇が繰り返されて
しまったとも言えます.

子どもだけで家の外へ一歩出ることすら自由にならない,まして
道路で自由に自転車に乗れない・・・・・・・約50年前の私の経験からも
こんな地域は人間の住む所ではないと言いたくなります.

自動車の数ばかり際限なく増やし続けて,
子どもの数を増やすことができると思いますか?

亡くなった子どもさんのご冥福を謹んでお祈り申し上げたいと思います.