マイロネフは行く

自転車とサイクリングに鉄道や郷土の自然(主に植物),地理,歴史などを織り交ぜ,ジュニア世代にサイクリング人気の復興を念じつつ展開してゆきます.

2021年10月

こんばんは.マイロネフです.

2段前の当ブログ記事で確認できなかった須坂市内の
三角点の1箇所を昨日(2021年10月30日・),COLNAGO・
Arteに乗っての出直しサイクリングの結果判明しましたので,
今回改めてUPしたいと存じます.

この三叉路を左へ入るか,
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少し先のここで左折すると
DSCF3843

下の画像の前方にある溜池の築堤の上にあります.
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DSCF3844
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斜めに丸パイプの立っている所に三角点があります.
DSCF3840
標高は423.8mを示します.
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周囲は草刈りはされているものの,危険なため
際まで立ち入ることはできません.

ついでに㉖でご紹介した,この先の三角点の画像も
撮り直しましたので,こちらで改めてUPします.
DSCF3846
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DSCF3850
DSCF3852
DSCF3853
ここと上の溜池の所の三角点とは直線距離で約790mですが,
当方手持ちの平成18(2006)年 5月 1日発行の1/2.5万地形図
では,上記の溜池の所の三角点は記載されておりません.

因みに須坂基線東端点であるこの三角点の標石の芯と,DSCF3800
DSCF3801
DSCF3803
こちらの基線西端の標石の芯との距離は鉄道(JR)
流の距離の表し方でいうと,当時の実測値で
K291M912mm,電子基準点による現在の
数値ではK291M903mmということですから,
当時の器材でこれだけ高精度の距離を算出した
計測,測量の技術と労力は敬服すべきものです.
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右側に見えるブドウ「巨峰」種の収穫は総て完了していました.

では続きはまた後ほど.

では前段の一等三角点と対になる,
須坂市内の三角点へ緩い坂を下ります.

最寄り駅は長野電鉄北須坂駅です.
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この駅を出てすぐ北の通りを西へ向かって緩い坂を下り
DSCF3811
ここを左折します.
DSCF3813
この通りを突き当ったら右折します.
DSCF3818
DSCF3819
時間の都合でモロ逆光となっているのはご了承願います.
(いずれ機会があれば画像を差し替えたいと思います)
DSCF3820
この交差点の画像で向かって右手にあります.
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ここが,当三角点の所在地です.民有地で立ち入りが
できませんので,この辺りからzoom upして撮影します.
DSCF3802
DSCF3801
この三角点も2013年 3月21日,ご当地
須坂市の史跡に指定されております.

下の解説板をダブルクリックで拡大してご覧下さい.DSCF3800
因みに
DSCF2965
DSCF2969
これは現在の電子基準点の一例で,以前1回ご紹介した
長野市の北堀公園
(信州大学附属小学校の北)にあるものですが,
この「須坂基線」で前段の一等三角点との直線距離が
3,291m912mmで,電子基準点を利用した計測値との
誤差が僅か9mmというのも驚異的です.
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逆方向からこの三角点の所在地を見ます.
DSCF3816
この水道施設(現在は使用されていない?)が目安になります.
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地図上で曲線基調の通りに面しているので,この画像左手の
北須坂駅方から来て,最初はこちらから入って行きました.

ここで,北須坂駅と長野電鉄の現況の一部を.
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一時期乗客の増加に対応して行違い設備も造られましたが,
その後乗客は激減し❝トホホのホ❞の状態になってしまいました.
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(電鉄)長野駅から15kmの地点です.昔は屋代から木島
まで一貫した「河東線」として,屋代駅起点のキロポスト
が(これとは別に)あったように記憶しております.
DSCF3806
北須坂駅の発車時刻表です.
DSCF3808
合理化の案内.
DSCF3807
新型コロナウィルス蔓延の煽りで,地方私鉄は
一層苦しい状況に追い込まれているのですが,
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この三角点のある地点の近辺で,従来の水田地帯が
大規模なショッピングモールへ変貌しようとしています.

それが実現すると,旧来の須坂市の中心部は一層寂れて
ゆきますし,当然,長野電鉄の乗客もさらに減る筈です.

高齢化の進む時代,車を持たなければ来られない商業施設の
開発がこれまで通りで良いものか,疑問を感じますね.
DSCF3810
通過した旧小田急ロマンスカーの
湯田中行き特急「ゆけむり」を1枚.

今回は従来気にも留めていなかった2箇所の一等三角点と,これ
を結ぶ「須坂基線」なる基準線を再発見でき,郷土史の一端にも
触れることのできた❝学習サイクリング❞になりました.

この近辺には他にも自転車で回れそうな三角点がありそう
ですので,いずれ機会を改めて探索してみたいと思います.

では今回はこれにて.

全走行距離;46.97km                     

実走行time; 3時間08分25秒                  

平均時速;14.9km/h                      

最高瞬間時速;41.0km/h                    

積算走行キロ;17,460km                    

では今回の須坂・上高井地区の三角点巡りを
続けます.次の三角点の順路はこちらから.
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同じ須坂駅前から高山村へ繋がる県道へ戻り,この三叉路を
左折します.少し先の横断歩道の辺りからも左折できます.
DSCF3779
この溜池の前を向かって左方向へ.現在の新しい国土地理院の
地図アプリ「地理院地図」ではこの際にも三角点がある筈なの
ですが,今回は確認できませんでした.それでここはさておき
本題の三角点を目指します.
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この溜池に沿って道なりに進みます.
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この交差点は直進です.
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ここを右折します.
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これぞ信州の秋,という光景ですね.
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この先,左前方です.
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こちらになります.
地図上では447.6mを示します.
DSCF3789
何と2014年,ご当地高山村の史跡に指定されています.
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「須坂基線東端点」というのだそうです.
より正確な標高は447m660mm,となります.
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これが,当三角点の標石本体.
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四隅が少し欠損していますが・・・・・・
DSCF3792
流石に一等三角点となれば標石のsizeも❝格❞が違いますね.
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ここではこんな標識が立っています.
低地で,しかもサイクリングでアクセスの可能な
一等三角点は全国的にも珍しいでしょう.
当方の日帰りサイクリング圏内では数少ない存在です.
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晴天の日なら,午前中のなるべく早い時間に来たい所です.
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背景にはブドウ「巨峰」の畑が見え,未収穫の果実も残って
います.そのままになっているとやがて甘くとろけて
酔いそうな
芳香を漂わせます
(かつて塩尻市内のサイクリングで経験あり)

因みに,巨峰は近年人気の種子無しより種子有りの方が甘味は
濃厚でコクがあるようです.このためか,最近では種子有りの
巨峰を所望してブドウ屋(農家)さんを困らせる客がいるとか.

では,ここと対になる三角点のご案内はまた改めて.



では,今回の須坂・上高井地区で
次の三角点はこちらから.
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須坂駅正面からのこの通りへ一旦戻りまして
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こちらへ右折します.「須坂温泉 古城荘」の看板が目印.
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この小さな交差点を左折すると・・・・・・
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ここに三角点があります.
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標高は391.9mを示します.
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これが当三角点の本体.
DSCF3775

次回は,これまでとは一つ格上の三角点をご案内したいと存じます.

では前段の続きとしまして,今回
2箇所めの三角点へ行きます.
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長野電鉄須坂駅前から直進してこの交差点を左折するか,この少し先の
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この橋の手前で左折して川に沿って行き
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この橋を渡ってすぐ先にある小屋の際を左折します.
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この住宅地の三叉路に面した小さな公園にあります.
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扇状地でありながら,水利が良かった
ので水田が開けていたのでしょうか.

で,このすぐ脇に当三角点があります.
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標高は369.8mを示します.
DSCF3760
「基本測量」の「基本」と彫られているのでしょうか.
DSCF3759
こちらの面には「国土地理院」の
「国地院」と彫られているようです.
DSCF3758
これが設置番号でしょうか.どうやらここの団地が造成
された1973(昭和48)年頃に設置されたものと思われます.

“ucode”のエボはありません.
DSCF3761
区画整理の竣工記念碑です.元長野県知事
「西沢権一郎(にしざわ ごんいちろう)」の名も懐かしい.

では続きはまた後ほど.

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