それでは前段の続きです.
旭山の北山麓のカタクリ園は,今の時季どうなっているでしょうか.
訪れる人は僅かですが,
実は見逃せない草花が存在します.
ウスバサイシンです.
姿図としてはこちらの方が分かりやすいでしょうか.
立面図としてはこんな感じです.
花の部分.濃いブドウ色です.
花の側面もご覧頂きました.
根元の新芽の鞘の部分も特徴的です.
花の内部です.指を添え,
明るくして撮影しました.
カタクリと混生していますが,
個体数としては,カタクリより遥かに少ないですね.
ご存知の通り,ウスバサイシンはヒメギフチョウの食草です.
カタクリの開花中,ここでもヒメギフチョウがひらひらと
姿を現すことがあります.
代わってはこの草花.
チゴユリです.
カタクリに続いて雑木林の下を飾ります.
通常は1本の茎に1輪ですが,
このように2輪着くこともあります.
花を下から見上げます.
次はこちら.
ヒトリシズカです.
葉も展開して丁度見頃です.
花の部分です.肝心の所がやや不鮮明で恐縮ですw.
この画像の所では主にカタクリ,ウスバサイシン,ヒトリシズカ,スゲ類の一種の
4種類が混生していました.
次はこれ.
スミレの中では圧倒的多数派の
タチツボ種ですが,
この様に葉脈が赤ジソ色の斑入りとなっている個体は
「アカフタチツボ」と区別されることもあります.
それではこのタチツボ種の花の部分を,
ご参考にどUPで.
では,ここでまた一旦区切ります.