それでは続けます.
海抜が1,400m位になりますと,いよいよ
ダケカンバの樹も見えてきます.
どうもここのダケカンバは,他の同じ海抜のエリアに比べ
樹肌の色が薄いような気がします.
(車内放送オルゴール・ハイケンスのセレナーデ)
大変お疲れさまでした.
カヤノ平牧場・キャンプ場前に到着です.
画像右手の建物は総合案内所です.
背景の樹はミズナラです.
この立看板の少し手前の地点までが
糠塚のR403分岐点から1/2.5万地形図換算で
ほぼ13.2km,林道清水沢線の公式起点からは
200m引いて13kmになります.
(±50m程度の誤差はお含み下さい)
私の同区間の所要時間は3時間25分でした.
ヒルクライム競技としては問題外のTIMEになりますが.
右側の注意書きにもご注目下さい.
案内所の向かいはダケカンバに囲まれたキャンプサイトになっています.
如何にも“通好み”といった雰囲気です.
カヤノ平で満開だったトチノキを改めて.
このトチの実と山麓の豊富な清流水を利用して
トチ餅等の加工品でも売り出せれば良かろうにと
思うのは私だけでしょうか.
これ程の幹の太さのミズナラは見たことがありません.
カヤノ平牧場の風景です.
このカヤノ平高原には,1989年10月15日に
CHERUBIMのランドナーで竜王・小丸山スキー場から
林道雑魚川線を登ってきた記録を残してあります.
そちらは現在も一般車両は通行禁止ですが,
当時も実際は営林署の専用道路となっておりまして
路面は鉄平石の荒削りで空転も酷く,
ある沢で転げ落ちてきた巨石が
鉄筋コンクリート造りの橋にドカチンコと激突していたり
という具合で,かなり荒れ放題となっていました.
少し古い国土地理院の1/20万地勢図では
その林道雑魚川線は奥志賀スーパー林道の開通以前から
カヤノ平を跨いで雑魚川の谷に沿って秋山郷へ通じる系統の
林道として建設されていたことが分かります.
しかし今なお,実際に飯山地区からカヤノ平へのアクセスは
ここまで走って来た林道清水沢線がメインであるにも関わらず
1/20万地勢図には記載されておりません.
代わりに一般車が利用できない林道雑魚川線はちゃんと記載されております.
官庁の発行する地図はやはり官庁優先かと疑問を感じます.
(勿論,1/5万,1/2.5万の地形図にはきちんと記載されております)
因みに1989年10月15日当時の天候は深い霧で視界がまるで悪く,
この時のカヤノ平の印象は全く記憶に残っておりません.
ただ,当時は奥志賀スーパー林道も有料ながら,
カヤノ平―野沢上ノ平間はダートで,1960年代の山間地の
主要道路は斯くこそありしかという雰囲気でした.
当日は車でキノコ狩りに来ていた人も多く,
会釈をすると一様にびっくりしたり,呆れたり
といった表情をされたものでした.
奥志賀スーパー林道では濃霧の中でブナの巨樹に
神秘を感じました.
また当時,カヤノ平―野沢間の通行料金は
大型;¥2,060円
中型;¥1,650円
小型;¥930円
二輪;¥360円
でした.
(車内放送オルゴール・ハイケンスのセレナーデ)
本来ならここから志賀高原方面へ抜けようかというところでしたが,
残念ながら時間が押してきましたので
1km程轍を延長して,木島平村へ折り返すことにしました.
オオタチツボスミレもこれが今季最後です.
奥志賀方面を望みます.
このシラカバは見事でした.
木島平村糠塚へ帰り,この商店の
向かいの湧水を有難く頂戴しました.
葉の伸びの良いヒメスミレが生えていました.
この後はできるだけ登り勾配は避けて家路を急ぎます.
この,カヤノ平ヒルクライムコースは結構ハードではありますが,
路面は概して良好ですので
“特急自転車”の上級者ならば1時間足らずで登れる可能性もあります.
早い時間に出発すれば,奥志賀高原や野沢,
さらには秋山郷方面への行路の展開も可能でしょう.
全走行距離;125.23km
実走行Time;7時間40分00秒
平均時速;16.3km/h
最高瞬間時速; 49.0km/h
積算走行距離;8805.6km
コメント