では,林道清水沢線を先へ進みます.
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この一帯はスギの人工林が多く,行けど進めどスギまたスギ.
幹の太さから判断するに,開発されたのは昭和20年代(1950年前後)と
推定されます.
 
林業の置かれている厳しい状況はいずこも同じですが,
この辺のスギ林は,間伐等はまだ行き届いている方です.
 
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このタニウツギは花色が特に鮮明でした.
同じ種類ですがもう1枚.
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カヤノ平まであと6kmの地点.
海抜も1,100mを越え,広葉樹林の
比率が増してきます.
路面は舗装で特急自転車でも快適.
但し,林道の常として
ガードレールの無い
カーブの路肩が多いです.
実際にマイクロバスの転落事故も発生しています.
 
路肩注意,ヨシ!
 
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シラカバも目立ち始めます.
 
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いよいよブナ林が登場します.
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少なくともここまで来なければ,
当行路のサイクリング(ヒルクライム)の価値がありません.
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登山道の入口の1つです.
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ブナの大樹の数々を横目に
“各駅停車”で進みます.
 
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このブナの樹は結実調査木に指定されています.
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根元には果実の殻が多量に落ちています.
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そしてこれが
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ブナの天然の実生苗ですね.
 
車内放送オルゴール・アルプスの牧場)
 
ようやくカヤノ平の入口に到着です.
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海抜が1,400m位になると,
 ダケカンバも登場します.
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以前,TVで見ましたが,
ブナの樹に降り注いだ雨水は樹肌を伝って
腐葉土の層に浸み込みます.
これが,豊かな恵みをもたらす重要な水源となる訳ですね.
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各所にハイキングコースの入口があります.
但しMTBの入線(乗り入れ)は控えるべきでしょう.
 
深山の割には至って植生のバラエティに乏しい行路ですが
前段のグンバイヅルとこのスミレでお慰みといったところでしょうか.
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ミヤマです.
もう何年も前に戸隠・鏡池附近で見たことはありましたが
久々の対面となりました.
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花は比較的大きい方ですね.
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もう一度姿図をどうぞ.
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今回,当行路では後にも先にも
自生地はこの1箇所のみでした.
 
それでは,今晩はこれにて(続く).