こんばんは.マイロネフです.

当ブログでこれが100回目のUPになりますが,残念な
ことにまた何とも気の滅入るニュースが入ってしまい
ましたので,それについて一言申し上げたいと思います.

各地の学校の夏休みも終盤になります(当地長野県内では
早い学校は今日から2学期,他の学校もあと2~3日中に
2学期が始まります)が,昨日(2019年 8月19日・)は
茨城県水戸市内で,痛恨極まりないサイクリングの高校生
の死亡事故が起きてしまいました.実に悲しむべき事故です.

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20190819-00000283-nnn-soci
(このURL記事は一定期間経過後閲覧できなくなります)

別のニュース映像ソースによれば,彼は夏休みで
サイクルツーリングに来ていて,これから栃木県
下野市の自宅へ帰る途中だったとか.
警察車両に積み込まれた彼の愛車(?)は量販店で見られる通学兼用
タイプのクロスバイク風自転車で,決して高価格でない車種ですね.

上記URLの映像では,事故現場は交通量の多い
幹線道路ではない脇道.少しでも安全なコースを
選んでいたのに,余りに口惜しく切なすぎます.

衝突した交差点は,ドライバーの側から見ると
右から現れる自転車は気付きにくい構造になって
いるようです.この高校生サイクリスト君も車が
少ないので油断してしまったのか?或いは猛暑で
少し気が緩んだか?

どのような日程,経路,装備だったのかは知る由もありません.
しかしこのツーリングが無事成功したならば,若き良き時代の
かけがえのない“心の財産”,そして明日を生きる心の支えとなった
に違いありません.

私が最も懸念するのは,とかくこういう事故が
起こると一方的に自転車の規制(禁止)を厳しく
する指導がされがちな事です.

こういう比べ方はやや不適切かも分かりませんが,
私が各種のニュースや新聞などの報道で知り得る限り
では,夏休みの高校生の余暇利用でも,サイクリング
中の致命率は海水浴や川遊びよりはずっと低いように
思います.

自転車で長距離を走り抜くために,交通ルールも
交通道徳も一定以上は心得ていたことでしょう.
いつものちょい乗りと同じお気楽な
気分では,決して何十kmも
何百kmも無事故で走り通す
ことはできないのです.

それでもコメント欄で自転車に厳しい書き込みが
多いのは,日頃間違いだらけの乗り方の自転車が
余りにも多いので,我慢ができない本音の表れと
私はみております.

ツーリングなので,せっかく少しでも安全と思われる
コースを選んだことだろうにこういう悲劇になって,
関係者の皆さんにお慰めの言葉が見つかりません.

一見,車の来ないような交差点でも,本当に油断も隙も
ありはしません.ですから本当に用心深さが必要です.

そうして危険,困難を乗り越えて完走出来た先に
独特の達成感が待っていると思う訳です.

可能ならば,やはりスポーツ自転車とサイクリングの
専門的知識や経験の豊富な人物に,学校などで初歩
レベルから手引きを受けられるのが理想的なのです.

情緒に流された一方的な禁止の一辺倒では
安全意識の向上に効果が出るとは思えません.

最後に改めて,亡くなった高校生の
冥福をお祈り申し上げたいと思います.

皆様方も,どうかご安全に.