マイロネフは行く

自転車とサイクリングに鉄道や郷土の自然(主に植物),地理,歴史などを織り交ぜ,ジュニア世代にサイクリング人気の復興を念じつつ展開してゆきます.

カテゴリ:自転車・サイクルスポーツ > 地方自治

こんばんは.マイロネフです.

首都圏のサイクリスト(ローディ)諸賢には
おなじみの荒川縁のサイクリングコース,通称
荒サイにおける❝特急自転車❞(ロードバイク)
乗りとその他の利用者との軋轢がこのところ特に
顕著になってきているらしく,You Tubeの次の
動画でも交通道徳の向上が呼びかけられる事態と
なっているようです.

私も基本的に,この方の呼びかけに異存はありません.

しかし本質的には,この道路が真の自転車専用道路
として機能しないところにあると思われます.

この道路は本来は河川管理用で,便宜上サイクリング
ロードとして利用されているに過ぎません.

都内への行き来で,東京都/埼玉県境の荒川を渡る
際の車窓から見える限りでは確かにサイクリングコース
としては快適そうに見受けられます.

しかしここが,河川敷の運動場(主に野球場)とすぐに
隣接しているため,ボールを追いかけてサイクリング道に
飛び出す子どもが多く,それで自転車との事故やトラブル
が頻発する原因にもなっているようです.

私の印象では,大して広くもない河川敷にあれもこれもと
多目的に用途を詰め込み過ぎていることに,そもそもの
問題があるように思います.結局はそのどれもこれもが
中途半端で,それぞれの利用者が互いに余分な気遣いを
強いられる
結果になっているように見えます.何か日本の
スポーツ政策の構造的な貧困さを象徴しているようにも
感じます.


勿論,人がいようが構わず突っ走るローディの態度が決して
良いとは言いません.しかし敢えて言うならば,こういう
所こそ高速度自転車の優先,ないしは専用に用途を絞って
他に気を遣うことなく存分力一杯走れる,つまり通勤通学
自転車の高速化,広域化にも対応でき,さらには自転車レース
の競技力の向上にもつながる道路環境の整備こそ逆に必要で
あると考えます.弱者優先を強調するあまり,結局自転車が
最も大きく譲歩と妥協を強いられているところが私としては
我慢がならないのです.


小学生から年配者,ベテランローディまで,国内外から
❝特急自転車❞愛好者が何万人も集まる場所が首都圏に
あっても良いではないですか.その結果,スポーツ自転車
愛好者以外の方にはご遠慮願う形になったとしても
やむを得ません.なぜなら世界的には,それが自転車専用
道路本来の正常なあり方でもあるからです.私の印象では
世界の先進国の中でも日本ほど自転車のスポーツを毛嫌いし
虐待し,差別する国はありません.

野球とか他のスポーツをやっている子ども達にも
速くてカッコいい自転車、乗ろうよ。
と呼びかけ,ロードバイクのようなスポーツ自転車に
乗る事に夢や希望,目標,そして自信や勇気を与える
ことのできる,そんな環境造りが,過去小中学校
における
事実上の自転車全面禁止に泣かされて育った

者としての願いなのです.

ここでは経験の浅い所謂❝ニワカ❞に近いローディが特に
マナーが悪いと非難される事が多いようですが,それなら
ベテランを自称するあなた方は客観的にも恥ずかしくない
模範的な交通道徳に立脚した走り方をどの程度実践して
こられたのでしょうか.

その点を私は疑問に思う訳です.

反省すべき点は反省するとしても,主張すべきことは
下手に妥協することなく正々堂々と主張することも
必要であると考えるものであります.

それでは今夜も時間ですのでこの辺で.

こんばんは.マイロネフです.

諏訪湖畔一周のサイクリングコースが間もなく
全線開通の見通しです.正式な全通予定は2024年
4月1日()ということです.

このサイクリングコースの整備計画は2016年 3月に発表されておりました.

残念ながら,自転車ロードレース(クリテリウム形式)の開催も
視野に入れた構造にはならなかったらしい事にはやや不満が残り
ますが,諏訪湖畔は野尻湖畔一周のコースと違ってほぼ平坦です
ので,ファミリーサイクリング,あるいは❝特急自転車❞であっても
少しのんびり走りたい時には極めて快適に使えそうです.また並行
する歩行者道(ランニングコース)と完全に分離された構造のよう
ですから,歩行者と交錯して事故やトラブルの起こる危険度は極めて
低いものと思われ,これは高く評価してよろしいと思います.

諏訪地区には2011年 5月 3日,私も長野駅より徒歩30~40分圏内の自宅
からCOLNAGO・Arteの日帰りサイクリングで訪れた経験があります.
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高島城前にて.
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諏訪市街の一部.

この時は天候が余り思わしくなく,帰りの
辰野―善知鳥(うとう)峠間ではしとしと
雨にも降られたりしました.それでも諏訪湖岸
の約半周近くは回れたのではとも思います.

今となっては,もはやここまで自走のサイクリングで
日帰りはおそらく無理と思われる状態になってしまった
のは残念ですが,より快適で安全な自転車道が幾らか
でも実現をみた事は率直に喜びたいと思います.

それでは今夜も時間ですのでこの辺で.

では,現在の信州新町中心部の犀川の情況を.
この橋は県道〈12〉系統・丸子―信州新線の 
「新町橋」です.
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私の小学校入学前年の夏,家族で訪れたこの下の河原で
メダカを掬った記憶があります.もう60年程前の事で,
その時もダムの水門が例外的に解放されていたのでそこ
まで接近することができたのだろうと思います.その後その
当時の河原の様子は水面下に沈んだままになっていました.
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橋の上流方向を見ます.
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こんな河原(中州)が出現しています.
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こちらは下流方向.
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長年の間に相当量の石や砂が堆積していたのですね.
如何にも気の遠くなる量です.
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確かにこれではダムとしての用を為さなくなります.
近年,日本国中の海岸で砂浜が減少しているのは,ダムで砂が
せき止められているのが主な原因といわれているのはご高承の
事と存じます.
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犀川の本流が,現時点ではここでも淀みなく流れています.
川底の石が綺麗に見えます.
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この観光船も当分の間は運休.因みに地元の高校の
カヌー部は現在どこで練習しているのでしょうか.
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新町橋の上流方から見ます.
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この地点の対岸にも梅園でしょうか.
いずれ機会を改めて行ってみたいと思います.
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「琅鶴梅園花祭り廿周年記念」の石碑です.
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2021年 3月21日撮影の同梅園の紅梅を再掲します.また
来シーズン以後改めて訪れてみたい所ではあります.

それでは今回はこの辺で.

こんばんは.マイロネフです.

先日,社用でR19経由で松本市内まで往復した際,
旧信州新町の犀川がかなり珍しい事になっていたのに
気付いたので,今日(2023年 11月 5日・)情報を
探ろうと思って出かけました.今日は風向きの関係からも
 本来はCOLNAGO・Arteを使いたい所でしたが,時間や体力,
それに50年来悩まされ続けている長野市内のR19最大の難所・
犬戻トンネルの問題があるので❝原動機付MTB❞HONDA
XLR80Rを使う事とした次第.
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出発時のオドメータの数字がちょっと面白い並びになっていました.
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水内(みのち)ダムの水門が現在全開となっています.
その理由がこちら.
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来年前半まではまだ現在の犀川の珍しい状況が見られる
ということになりますね.ここを過ぎると間もなく
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久米路橋が見えてきます.
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ここでも堆積した砂,泥の量が凄いことになっているようです.
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犀川本流の水抜きトンネルが2本あります.
これについての解説板がこちら.
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黄色の部分が1983(昭和58)年 9月の台風で被災した
エリアになります.当時「水内ダム撤去 水害完全補償」
と主張する横断幕も見られました.
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ざっとこういうところですね.
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犀川にはこういう伝説もあります.
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XL250Degreeの先客もいました.
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これもなかなか年季のいっているマシンです.
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このオーナーさんともひとしきり当節の
バイク事情に関する話題を交わすことができました.

                          (続く)

こんばんは.マイロネフです.

今日(2023年10月24日・)長野市内の
某公共施設にて,当方の勤務先の業界団体
 が主催した安全衛生講習会に出席しました.

その施設の窓際に,こんなポスターが
貼り出されているのを見つけました.
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内容的にはまさにこの通りなのですが
こういうポスターは,関心の無い人は

先ず見向きもしません.

「自転車活用推進計画」なるもので,その効用を
これだけ積極的に評価するなら,先ず第一に必要な
自転車の交通ルールの正常化と自転車教育の改革に
何故まともに取り
組もうとしないのか.
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これも以前の画像の再掲ですが,こういう
(厳密には)違法な道路整備が続けられて
「自転車安全利用五則」がまるで骨抜きです.
ここの場合も,自転車用の分は車道の一部に
組み入れるべきだった所です.

自転車専用レーンを造るなら,10km,20kmの
 単位で進めなければ効果は全く期待できません.

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一例として,少なくとも長野市中心部から
丹波島橋を渡ってこの画像の松代地区まで
直通する,このような自転車専用レーンで
通勤・通学自転車の高速化,広域化を図る
ようにしなければ,喜んで自転車を使う人は
増えません.また,こういう専用レーンで
あっても,片側で自転車の双方向通行は
絶対排除し,センターラインを芯として
左側通行厳守を徹底させないと自転車同士の
事故の原因になります.
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歩行者がいる度に徐行や,降りて押し歩きを
強いられるこういう歩道は,自転車の通り道
としてはハッキリ言って全く
使い物になりません.
自転車は弱者らしく,歩行者と
分け合えってか~?

もっと大胆に,ドラスティックに

発想を転換した自転車政策ができない
ものなのか.

それに何より肝心なのは,児童や
生徒が自信と誇りを持って堂々と
「(スポーツ)自転車が好きです」
と言える環境の整備を進める事です.

今日では小学生ですら,大半の子どもは
サイクリングにそっぽを向いているのが
実情なのですから.

それでは今夜も時間ですのでこの辺で.

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