マイロネフは行く

自転車とサイクリングに鉄道や郷土の自然(主に植物),地理,歴史などを織り交ぜ,ジュニア世代にサイクリング人気の復興を念じつつ展開してゆきます.

2019年10月

こんばんは.マイロネフです.

暫く前,1970年代にジュニア~ユース世代の
人気を集めた初級向けスポーツ自転車について
UPしましたが,この程その1981年当時の詳細な
カタログが,下記のURLにてUPされていることが
分かりましたので,ここにご紹介したいと存じます.

https://cyclotourist.web.fc2.com/special_75.html

この当時が,この種のサイクリング自転車の全盛期で
あったのですが,一方で高校生以上向けには50㏄の
所謂ゼロハンスーパースポーツバイクが人気を集めた
時期でもあり,Cr-Moダブルバテッドフレームなど
これより上のグレードのスポーツ自転車は,価格の
競争力でも不利となり,ユース世代が目に見えて
サイクリング離れしてしまった年代でもあります.

スポーツ自転車は専門的な知識に基づくセッティング,
調整と乗りこなすための手引きが必要だったのですが,
大半の販売店ではそこまできめ細かな対応はできず,
ドロップバーを180℃反転させて,本物のブルホーンにも
ならない不正常な姿で使われる例が目立ちました.

その当時,そのようなハンドルの❝変形車❞に乗っていた
高校生に理由を聞いたところ,腰が痛くなる
と言うのです.

私自身は,そこは自己流ながらも「サイクリング入門」などの
手引書を参考に調整し,そのような症状は全く感じなかったので
不思議に思うと共に,やはり適切なセッティング方法が知られて
いなかったためだろうと思ったものでした.

もう一つ,こちらのURLもご参考に.

https://cyclist.sanspo.com/167563

現在のロードバイク(私の言う❝特急自転車❞)の主なユーザー層は
大方がこの当時のサイクリング自転車人気の洗礼を受けた世代で
あるように見受けられます(私もその一人に入ると思いますが).

来年の東京オリンピックでは勿論当然「自転車」も正式種目に
入りますが,多くの子ども達に全く夢と希望を与えることが
できずにいる日本の自転車競技界の現状は,何とも嘆かわしい
と言わざるを得ません.

それでもロードバイクに乗る少年少女諸君にはこういう
応援の
一言を改めて申したいと思います.

“若人に ロードバイクは 良く似合う”

こんばんは.マイロネフです.

今般,当方と約40年取引をしている専門ショップの
副店長が,このような問題提起の記事をUPしました.
ある事故自転車の画像を示し,致命的な破損個所は
どこでしょうかと問いかけています.

https://cycletod.blogspot.com/2019/10/blog-post_21.html

このような事故車の例は,高校生の通学車でしばしば
目にすることがありますが,前方不注意も甚だしい.

これで「自転車保険」がどれ程役に立つものかと疑問です.しかし
こういう欠陥が分かるから意味があるというのが副店長の意見なの
ですが,少なくともこういう事故を起こすような人には絶対
ロードバイク(私の言う❝特急自転車❞
乗らせてはダメですね.

それで実際に誰かにぶつかりでもされたら,たちどころに
ロードバイク愛好者全体に非難が束になって集中します.

保険より以前に,「自分は事故を起こしません」と背中に
大書したつもりで自分自身の安全を確保すること.それに
「相手を事故から守ってあげる」心づもりで,危険を感じたら
譲ること.

少なくとも,ロードバイクに乗って
歩道を右側通行
スピードを上げるなど,
もってのほかです.

車道の交通量が多い等,やむを得ない事由が
無いのに車道左側を走ることができない(?)
なら,ロードバイクに
乗るのはやめてもらいたいものです.

また,車種を問わず,自転車で右側通行を
する人も依然として驚き呆れる程多いですね.

❝ながらスマフォ❞で自転車を転がす
人も未だに無くなりません.

さらに専用ヘルメットの着用率も,
高校生以上になるとガクンと
低下します.

これらの問題は,また機会を見て
改めて
UPしたいと思っており
ますが,
乗り手自身の
意識が改まらなければ,
自転車は
安全になりません.

では今回はこの辺で.

こんばんは.マイロネフです.

今日(2019年10月20日・)は午後のやや遅い
時間になって買い物に出かけたところ,今頃こんな
返り咲きの花を途中で見つけました.
DSCF9427
DSCF9429
この花自体はご説明するまでもないのですが,
今の時季に開花するのがちょっと❝異常事態❞では
ないかと思った次第.
DSCF9430
ここは当方が日常利用する経路から少し外れて
いるので気付かなかったのですが,咲き終わって
花弁(花冠)の枯れた花もあれば,これから開花する
蕾や花芽も見えます.
DSCF9433
DSCF9434
それでも10月も20日ともなれば,中心
市街地にも秋が確実に到来しつつあります.
DSCF9439
DSCF9440
これは善光寺大門から西へ向かった
所にある古書店のサクラの紅葉.
DSCF9441
DSCF9442
画像を取り込む際に色調の補正はしましたが,
やはり今年は発色が今一つ冴えないようです.
DSCF9443
信大教育学部の庭ののイチョウはまだこの色加減です.
DSCF9445
市街中心部の植え込みのイロハモミジも紅葉の色付き始めです.
DSCF9447
DSCF9446
これは街路樹に植えられているカツラ.
DSCF9448
DSCF9450
DSCF9451
この樹は山地の谷間に自生しますので,高温で乾燥する
街路樹には向かないといわれ,東西方向の通りに植えられ
ているカツラの樹は秋までに葉の大半が傷んだり枯れたり
してしまうことが多いです.

ここは南北方向に延びる善光寺の表参道で,建物の陰になったり
地中に適度な水分もあるためか,ダメージは軽くて済んでいる
ようですが.

もう1種類を.
DSCF9444
DSCF9453
DSCF9454
発色の鮮烈なニシキギを見つけることもできました.

ついでに.
DSCF9426
色付く気配を見せている当方の庭の
鉢植えのモミジです.

今年は全般に紅葉も遅く,今日の時点では海抜1,000m
前後の山ではまだ夏から初秋の青葉です.

約50年前の私の小学校当時は,今時分ともなればその程度の
海抜の里山までは紅葉が見頃になっていたと記憶しています
から,明らかに平均気温の上昇が進んでいると実感
せざるを得なくなります.

太平洋の海面温度が高いために,10月も半ばになってあのような
台風が襲来するのもそれによる異常気象の証拠ではないでしょうか.

それでは今回はこの辺で.

こんばんは.マイロネフです.

今般の台風19号は,日が経つにつれて被害の
深刻さが一段と明らかになってきましたね.

そこで吾妻川の八ッ場ダムが大洪水から首都圏を
救ってくれたと,ネット上では大絶賛の声が湧いて
いますが,ちょっと待ったという面もありそうです.

八ッ場ダムはまだ出来立てで,この10月から試験湛水が
始まったばかりとか.言うならばまだ空っぽの段階のところに
僅か1~2日で満水に近くなる雨量が降ったという訳ですね.

実際に使われるようになってから今回以上の雨が降り
続ければ,緊急放流をしっ放し.そうなれば洪水の防止に
何の役にも立たなくなってしまいます.

多摩川にしても,上流に小河内ダムがあってもあれほどの
洪水を何度も起こしています.それであの現在の小河内ダムの
何倍もの巨大ダムを造れば確実に防げるのでしょうか?

千曲川の上流にしても,例えば川上村の大半が沈む程の
巨大ダムがあれば今回と同様以上の水害を防げたか?

ここではいちいちリンクを挙げませんが,上流にダムが
あっても被害を防げなかった例もあるではありませんか.

国土の強靭化と称してあらゆる山,川を鉄やコンクリートで
固めることが良いとは思えません.

むしろ山林の保水機能を高める林業政策の見直し,国の
政策として農山村のテコ入れも必要だと思います.

地球の温暖化の影響か,こんな台風が数年と空けずに
繰り返し襲来するようになれば,立ち直ることが
できなくなる人も多くなるでしょう.

困った時代になったものだと,溜息が出ます.

それではまた.

こんばんは.マイロネフです.

1日が経過して,当地でも被害の様相が
さらに明らかになってきました.

既に他の報道メディアでご高承の通りですが,
何より全車輌の1/3に相当するという
E7系,W7系
のダメージが深刻で,
被災した全車輌が“お釈迦様”となる公算が大とのこと.
車輌基地の地上設備も回復は容易ではないらしいです.

あの一帯は当方のポタリング圏内でもあり,周囲の地形や
地勢などからみて,何となくこんなリスクがありそうな
感じはしていましたが,現実にこのような大被害をTV
映像で目の当たりにして,「沼」と付く地名の由来を
実感せざるを得ませんでした.

この新幹線の災害に関しては,運休と決めた本線の上に
列車を移動させておくことはできなかったのかと,
コメント欄でJRを批判している人がいますが,
ルール的にも技術的にも可能とは考えられません.

今回のようなリスクも完全に否定はできないと
知りながら,あの場所に車両基地の用地を求める
以外になかったとみるべきなのでしょう.

今日からは大幅な間引き運転ながらも東京―長野間は
何とか再開しましたが,最大の問題は特にこの新幹線を
通勤,あるいは通学に利用していた人々が
連休明けの明日からどうするかです.

以前,下りの超特急「あさま」に乗って,佐久平駅で
新幹線通勤(通学も多少はいるか)と思しき人々が
ぞろぞろ降りるのを見たことがありますから,代わりの
車輌が何とかなるまでには何箇月もかかるでしょうし,
これを前提に住居を求めた人々には生活設計の根幹にも
関わるかもしれません.当然,ビジネスや観光にもなお
深刻な影響が長く尾を引くだろうと,
他人事ながら気に懸かってしまいます.

佐久市内の千曲川べりで,住宅がドンブラコと流される
映像が放映されましたが,かつて多摩川で同様な映像を
TVで見たのを思い出してしまいました.

勿論,車輌基地の地元周辺でも住宅,農業,商工業に
甚大なダメージが広がっていて,新しいニュースによれば
ついに犠牲者も出てしまったようです.

上田電鉄も千曲川の鉄橋が崩落するし,JRの
在来線も他に大被害を受けた線区があるのは,
いち鉄道ファンとして実に心痛む事です.

謹んで,犠牲になられた方のご冥福をお祈り申し上げ
また被災された皆様にお見舞を申し上げたいと思います.

そういえば,昨日は当方の徒歩圏内のスーパーマーケットでも
品目によっては陳列棚がガラ空きになっていました.
今後数日間,生鮮食品や日用消耗品の調達に支障が
出るかも分かりません.ちょっとヤバい事になるかも.

↑このページのトップヘ