マイロネフは行く

自転車とサイクリングに鉄道や郷土の自然(主に植物),地理,歴史などを織り交ぜ,ジュニア世代にサイクリング人気の復興を念じつつ展開してゆきます.

2017年01月

皆様こんばんは.
a383493242改めマイロネフでございます.

この程,サイクリスト(ローディ)一同を震撼
させる事件が起きていたことが分かりました.

高額な特急自転車(ロードバイク)をカッパラって全部品を取り外し,
残ったフレームをギッタンギッタンに切断してその画像をネット上に晒す
という,異常さの際立つ事件です.

「騒然『ロードバイク バラバラ事件』の対策」でWEB検索をどうぞ.

それも被害に遭ったフレームはカーボン製の高級機材かと見受けられます.

こんな事件は空想に耽っている間だけのものかと思っていましたが
現実に起きていたとは夢にも思わず,空恐ろしいばかりです.

コンポーネントに増して高価格のフレームを何故そのように切り
刻んだのかが大きな謎ですが,犯人は余程特急自転車に深い恨み
を持った人物ではないかとネット上では噂を呼んでいるようです.

対策としては,

①太くて重いチェーンロックで厳重に“地球ロック”をする.          
“地球ロック”といっても,場所によっては管理者にその錠を切断される可能性があります.

②ごく近距離のローカル(ちょい乗り),通学に使用しない.
余りに高価格の特急自転車がこれ見よがしに学校内に入ると,生徒指導上悪弊を生じさせる
可能性は確かに無きにしもあらず.

③極力自転車から離れない etc.                                      
                   
問題は特急自転車でロングランの途中,食事や買い物,文化施設等の見学の
防犯対策が難しくなることですね.最近は特急自転車向けにはざかけ状の
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このような駐輪設備を持つ商店等も一部には見受けられますが,
こういう所を標的にされてはたまりません.

しかしいずれにしても
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こういう場所に長時間“半放置”するような用途は
この種の自転車に相応しくありません.
 
とにかくこの恐るべき事件の1日も早い解決を切望します.

皆様こんばんは.
a383493242改めマイロネフでございます.

週明けの今日(1月23日・月)もまた,
雪の話題ですが少々お付き合いの程を.
長野市中心部から少し北寄りで,雪を全く
下ろしていない屋上の積雪はこの通り.
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前に降った雪と新しい雪との層の違いがお分かりかと存じます.
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37cmの積雪.長野市内中心部としては多い方です.

午後,用務で行った信濃町ではこの状況でした.
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もう暫くは雪との格闘が続きそうです.

では,今晩はこの辺で.外はしんしんと冷え込んできました.

皆様こんにちは.
a383493242改めマイロネフでございます.

数日前の話になりますが,ある中学校で部活動の時間と
練習量が尋常でないと疑問を感じた父親が,活動内容の
是正を学校側に申し入れ実現させたという話題が出ました.

「この部活動は長すぎる!」ブラック練習、変えさせた父親の執念


部活動の顧問は教職員にとっても過重な負担となっていて,分かりやすい授業法の
研究や工夫ができないといった問題が出ており,その緩和策として実業団で経験の
ある外部の専門コーチを招聘していたものの,その人物が曲者であったようです.

これについては上記URLのコメント欄でも多数の反響がありまして,あたかも
過保護のイカレ保護者(所謂モンスターペアレント)であるかのような批判もありますが、私はこのお父さんを基本的に支持します.

そもそも毎日疲労困憊で帰宅後は即眠り込んで,深夜に起きて数時間の
家庭学習――こんな生活が中学生に健康的とは到底考えられません.
かつて私の中学校時代,同様な生活パターンも成功しなかったという同級生の証言を
ホームルームで聴いた覚えがあります.

嫌なら辞めればいいという意見もありますが,辞めたら辞めたで
学校中から非難の目に晒されるのが現実です.
生徒全員に部活動の加入を義務付け退部も許さない中学校が少なくありません.
それも地方の小規模校程そういった傾向が多いように見受けられますが,種目の
選択肢のごく限られた部活動が全生徒に劇的な効果を及ぼすものではありません.

さらに休校日も朝は8時から夕刻6時まで,練習の休みは月に1回だけ.
年がら年中,猛練習のための猛練習に明け暮れるお仕着せ部活動で生徒を
囲い込んでヘバらせて非行を防ごうというのは,教育としては邪道です.

部活が無いと繁華街を徘徊して不良になるというのは,言い換えればそれに代わる
社会教育や体験学習の機会を与えることができないという貧困な発想の露呈に
他なりません.

件のお父さんも決して部活動の存在自体を否定しているわけではありません.
しかし家庭教育の権利を奪ってまで長時間の部活に縛り付けるのが余りに
常軌を逸していて逆効果にもなると言っているのです.

美しい大自然や芸術作品に感動する機会が不足したまま,明確な見通しも無く
ひたすらハードなトレーニングに歯を食いしばり,レギュラーメンバーに全面協力
――これでは組織の一員として全力を尽くす心得だけは優れても,それ以外は何物も
得ることが出来なかったという話になりかねません.
こんな部活は仮に現在私が現役の中学生であったとしても真っ平御免です.

こういった点からも,部活動の在り方に対する批判をタブーとする現状を打破し,
部活動の正常化に立ち上がったこのお父さんの勇気に改めて敬意を表したいです.

科学系や技術(工作)系の部活がもっと多くの中学校にあれば
良いと思うのは私だけでしょうか.

皆様こんばんは.
a383493242改めマイロネフでございます.

今日も信濃毎日新聞からの引用ネタで恐縮ですが,今回は明るい話題です.
21面に2020年東京オリンピック・MTBの郷土選手として期待の
平林安里(ひらばやし・あり)選手が
登場しました.
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SPECIALIZED JAPANのプロ選手となっています.
かつてはBRIDGESTONE ANCHORの鈴木雷太選手も
長野県内に拠点を置いて活動していましたが,
当地では以前より振るわなくなったMTB人気を再興する
余地は十二分にあります.

現在では全県的に舗装が進んで,時には特急自転車(ロードバイク)
山間地域で見られるようになりましたが,40~50年前(昭和40年代)
以前は現代から見れば本当にタイムスリップして行きたくなるような
“MTB天国”だったように思います.その代わり雨が降って
その後何日もヌタ場と化す通学路は悩みの種でしたが.

日本の新聞社の中でも信濃毎日新聞は比較的「自転車」には
親和的なので喜ばしいです.
これからの長野県内にこそ本格派MTBを中山間地の至る所で
調和させ,活性化につなげたいですね.

皆様こんばんは.
a383493242改めマイロネフでございます.

正月休みのつれづれに疋田智氏のfacebookを遡って読んでいたところ,
かれこれ1箇月前,昨年末の12月6日付中日新聞社会面に特急自転車
(ロードバイク)の安全性を問うと称して?,かなり粗雑な検証記事が掲載
されていたことが分かりました.

ロードバイク 狭い視野 「ながらスマホ」の車並み
(この記事の閲覧期間は終了しました)

元ネタは愛知県内で8月に発生したロードバイクの加害死亡事故
に関連して,事故原因と背景を検証するのが記事の趣旨らしいのですが
記事の写真からして非常に不適切な点が目立ちます.
(文中の記述のソースは疋田智氏のfacebookに寄せられたコメントによります)

中日新聞社では愛知工科大学において実験を行ったようですが,
「専門家」といってもサイクリング或いは自転車レース自体に豊富
な知識や経験を持っているとは見受けられない関係者ばかりです.

特に,写真のモデルとなっている人物の,ジーンズという服装が問題.
専用パッド入りのピチパンでなくても最低限,もっと運動に適した服装に
すべきでした.

ハンドルの持ち方も,通常は滅多に使わない下ハンで,これも間違い.
通常のブラケットの持ち位置なら,それ程“視野狭窄”にはなりません.
ピスト(トラック種目)とロードの区別のつかない素人然としていますね.
サドルの高さも正しく調整されていません.

視点移動の検証に使った機材も一時代前の旧式といいます.電源装置等を
積んだリュックの重量が約5kgで,1泊2日のツーリング
を想定すれば妥当というところでしょうが.
(4kg→5㎏の誤りでした.お詫びし訂正します

そして写真の説明文が
目線が手前の路面に偏りやすく,左右の注意がおろそかに
スピードが出やすい
サドルが高く,前傾姿勢になる。目線が下がる

等,
何十年も前からドロップハンドルのサイクリング自転車に向けられてきた
 典型的な偏見です.
そんなに簡単にスピードを出せるなら誰でもオリンピックや
世界の著名な自転車レースで上位入賞できる筈ですし,
電動アシストなるものも出現することはなかったでしょう.

自転車の事故を扱った日本の新聞社や放送局の報道には,専門的な
知識や経験が欠如しているため往々にして好ましくない取扱いや表現で
誤解や差別的な偏見が助長される場合が多いのですが,
これでは結局,世界の自転車を全く知らない
新聞社が,こういう自転車は社会に無用,
公道で乗るなと
宣伝しているようなものです.
実験会場も広いとは言えない大学の敷地内で
僅かな距離,実験参加者もごく少数.そして
限られた字数,時間の新聞記事やニュース番組の映像で
送り手のメッセージが正確に伝わるとは思えません.
スポーツ系自転車の専門的な知識や経験に乏しい大多数の
一般読者に向けて“反ロードバイク”に世論が操作される
恐れもあります.
ネット上ではサイクリスト(ローディ)を
“チャリンカス”等と蔑称する人が少なくありません.

四輪では全く問題にならない路面の小さな段差や障害物にも特急自転車
非常に弱く,視点移動の問題はあながち全て否定し切れない点もある
口惜しいところですが,このような特性は念頭に置いた上で経験が浅
れば浅いなりに,的確な知識と注意深く自在に乗りこなす実技を
身につける努力をすべきなのです.

しかし本当に視線がこの記事の主張のように,正面の下向き加減
ばかりなら際のレースで集団落車が至る所で続発必至ででしょう.

こういった問題の背景には,とかく初心者に排他的な
自転車競技界の体質も影響しているように思います.

取材先の相手には,先ず自転車競技の団体を選んでもらいたかったです.
余りに一方的な自転車叩きには今後とも正々堂々と,この場においても
反論を試みて参りたいと存じます.
実用系(いわゆるママチャリの類)だけが自転車の正統派と
思って欲しくないのです(その存在を否定するものではありませんが).

【追記】

今晩19時台のNHK-TV「ニュース7」の中で,
フランスの105歳の男性(故・藤山一郎さんと同世代!
ロベール・マルシャンさんが,同国内のある屋内自転車
競技場において,1時間に22.5kmの世界最高齢
アワーレコードを達成したという事です.
まさに“あっぱれ!”ですね.
(2017年1月8日訂補)

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