マイロネフは行く

自転車とサイクリングに鉄道や郷土の自然(主に植物),地理,歴史などを織り交ぜ,ジュニア世代にサイクリング人気の復興を念じつつ展開してゆきます.

2016年09月

ではもう1段行きましょう.

県道戸隠―篠ノ井線の“本線”から脇道へ逸れた所からの
篠ノ井&松代方面の展望です.
イメージ 1
この系統の行路へ初めてサイクリングに来たのは今から40年以上も前,
中学校時代の1973年頃で,BRIDGESTONEのダイカストフレームで
セミドロップハンドルの全鋼製サイクリング自転車でした.
サイクリングの当時の“超初心者”としては小さな峠を乗り越えた先に
展開するこの展望に感動を覚えたものでした.
言うなればここが私のサイクリングの“原点”の路線である訳です.

文久3(1863)年に伝染病の侵入を防ごうと
こんな石塔が建てられていたのですね.
イメージ 2

更に下った地点から千曲市&坂城町方面を遠望します.
蓼科山まで見渡せます.
イメージ 3

イメージ 4
平地まで下って篠ノ井地区の南西部へ.
水路の土手のヒガンバナとはぜ干し.
イメージ 5
この上の水路はコンクリート張りで立入禁止となっていますが
篠ノ井地区としては結構まとまったスポットになっています.
イメージ 6

イメージ 7
これもまた見事なはぜ干しとの取り合わせ.この農家の方の話では,
最初に少し球根を植えたのがいつの間にかこんなに増えたのだとか.

最後に長谷観音へ回ります.
数年前NEW YEAR CYCLINGで立ち寄った際,これとわかる葉が
群生しているのを確認しているので必ずある筈と期待して行ってみました.
イメージ 8
イメージ 9
幾分見頃を過ぎた部分もありましたが
期待通り見事に咲き揃っていました.
イメージ 10
イメージ 11
場所によって前後はあるものの,全般的には大体例年通りの開花でした.

この後は家路を急げどなかなかピッチが上がらず苦労しましたが
辛うじて母親を外出先へ送る予定には間に合いました.

この日,13時からNBS長野放送TVで
「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」
のダイジェスト版の放送が有ったのですが
新聞のTV欄で気付かずに見逃してしまいましたw.


     全走行距離;53.03km

     実走行Time;3時間13分51秒(観察等の停車時間一切を除く)

     平均時速;16.4km/h

     最高瞬間時速;48.0km/h

     積算走行キロ;10,948km


それでは続けます.
イメージ 1
ヤクシソウはこれからが見頃.秋の山間地の代表的な草花です.
この花は比較的息が長いですね.

このツリフネソウも同じく秋の代表的な草花.
イメージ 2
イメージ 3
雨上がりらしく瑞々しい.
イメージ 6
イメージ 4
イメージ 5
花の内部まで覗いてみます.
イメージ 7

イメージ 8
こちらはユウガギクですね.

イメージ 9
この辺の佇まいは昔と変わりません.飯山市の仏壇店の他
篠ノ井地区の洋品店,写真店,書店等の約40年以上前?の
色褪せた看板が並んでいます.
イメージ 10
火の見櫓のある山布施地区の風景.
手前の道祖神は自然石ですが,昭和61(1986)年の建立です.
イメージ 11
イメージ 12
山布施地区の「布制神社」の社殿.
R19沿いの篠ノ井村山の神社は「布施神社」です.

この先にはクリのイガも落ちている所がありましたが
まとまった量にならないのでクリ拾いは諦めました.
因みにクリのイガ位で特急自転車のタイヤはパンクしません.
イメージ 13
ノコンギクの咲き始めがありました.
イメージ 14
とある民家の庭先で,ツツジの返り咲きにビックリ.

車内放送オルゴール:アルプスの牧場)

イメージ 15
このお屋敷が見えると,間もなく青池の峠です.
イメージ 17
堂々とした火の見櫓.
イメージ 18
更級郡篠ノ井町の時代に建てられたのでしょうね.
イメージ 19
かなり表面が風化した馬頭観音像ですね.
解説はこちら.
イメージ 20


イメージ 16
旧更級郡有旅(うたび)村/信里村の境界となっている
信里村の0キロポスト(道路元標)前で.
イメージ 21
ここが(仮称)“青池峠”の頂点です.
右手は信里小学校です.
イメージ 22
信里地区の県道戸隠―篠ノ井線の系統図です.

では,また続きは後ほど.

皆様こんばんは.
a383493242改めマイロネフでございます.

今日(9月25日・)は凡そ2週間ぶりに日差しが出ました.
都合で午前中で切り上げる結果になったものの,COLNAGO・
Arteでヒガンバナその他の秋の花巡りに出発しました.

先ずは,先頃の大雨で水門が先日まで全開になっていた
小田切ダムの上流まで水位を見に回ってみます.
水量が落ち着いてきたので,今日は両側2基ずつの
水門は既に締め切られていました.
イメージ 1
ダム建設前の沢の水路.上に昔のR19が通っていた訳です.
イメージ 2
袖部分の石垣.石の目地にセメントを詰め,
溝を引いてあるのが分かります.
イメージ 3
水位は徐々に平常に戻りつつあります.
イメージ 4
自然石にモルタルの目地を詰め,溝を引いた造りだったことが分かります.
戦前の建設には違いないと思いますが.
イメージ 5
上流側に向かって下り坂になっていたようです.
イメージ 6
残念ながら,昔の道路の部分は既に水中に沈んでいました.
このコンクリートの構造物は,どうやら橋脚ではなかったようです.
イメージ 7
両郡橋北側の石垣.このような仕様の石垣は鉄道施設以外で
どの位見られるか,新しい構造物では見られないレトロ風なので
今後調べて回る価値は出てきそうです.

イメージ 8
普段は水中に沈むコンクリートの構築物の上に佇むのはアオサギ?

この先からはR19の篠ノ井村山から久方ぶりに
“更級丘陵”を越える行路を選択しました.

イメージ 9
山布施方面へ登り始めた所に,墓苑とカキの樹とヒガンバナ.
背景の山は陣場平山(1,257m).
イメージ 10
秋の彼岸の墓苑に,やはりこの花はつきものと言えそうですね.

次に,進行方向左側の沿道にこういう見慣れない草花を発見しました.
イメージ 11
イメージ 12
コシオガマと判明しました.
高山植物のヨツバシオガマ等と同類です.
参考ソース:長田武正・著,保育社発行
「検索入門 野草図鑑⑤すみれの巻」p.171・173
イメージ 13
さらに花の部分をどUPで.
イメージ 16

イメージ 14
イメージ 15
もう何年も前に,長野市芋井地区でオニシオガマらしい
草花を見た記憶がありますが.

さらに“各駅停車”で登ります.
イメージ 18
イメージ 17
まさに典型的な秋の山里の風景ではありませんか.

ではここで一旦区切ります.

皆様こんばんは.
a383493242改めマイロネフでございます.

秋の彼岸にこれ程悪天候の続く年も珍しく,今日(9月22日)も
朝の8時頃COLNAGO・Arteを乗り出したものの,丹波島橋を渡ったら
千曲市方面の山は雨模様.そのまま引き返して自宅に着く直前に雨が
しとしと.ヒガンバナ巡りはまたしてもお流れとなりました.
しかもWeathermapで見れば,雨雲がちょうど長野盆地の上の所ばかり.
これがまた実に癪に障ります.

それではまた前段との関連で,中学生が“特急自転車”を持つことの
是非について考えてみたいと思います.

9年前,相談サイト「教えて! goo」に,中学生の子どもの
“特急自転車”(ロードバイク)購入に反対する母親の投稿がありました.


①現実の劣悪で危険な走行環境下で交通ルールをきちんと
身につけていない子どもが“特急自転車”で車道走行は危険.

②日頃見かける“特急自転車”の乗り手は服装もきちんとした
成人者とみられる人ばかり.車の走り方の分かる運転免許を
持つ程でなければ適格と思えない.

②少なくとも事前にきちんと講習を受けてからにすべき.

というのが彼女の主な主張です.

これについても賛否両論の回答が並んでおりますが,
確かに無理もありません.特急自転車は並の自転車とは
乗る時の心構えからして全く異質で,
乗りこなすには相当の努力が必要です.
決してその辺のママチャリの類等と同様に
扱うことはできません.
先ず走り出す,曲がる,止まるの基本動作をみっちり
自分自身で叩き込むべきなのです.
これができないとたちどころにどこかへぶつかったり
車との事故を招いたりするからです.
もう一方の質問・相談サイト「Yahoo!知恵袋」でも
「ロードバイクに乗りたい」という中学生の相談が
しばしば出てきますが,この辺のことを解っていない
人が意外に多いですね.

しかしこの実技のコーチを的確にできる
人材の絶対的不足が最大の問題です.

MTB等スポーツ系の自転車で1日100km以上の
サイクリングを何度も経験していればまだ良いでしょうが
“学チャリ”(通学用自転車)のフロントフォークをどこかへ
ぶつけてへし曲げて乗っているような人には
特急自転車に乗ってもらいたくありません.
安全意識がまるでなっていない証拠だからです.
その気にさえなれば,並の自転車でも正しい自転車の
交通ルール,交通道徳を習得することは十分可能です.

一方,成長期のジュニア世代に特急自転車の所有は,
家計の負担も大きな難題になります.

You Tubeでは何年も前から,自転車ロードレースで
小学生のカテゴリーのレースが何本もUPされていて
私の年代とは隔世の感があり,当地でもジュニアサイズの
特急自転車に乗っている子が若干名いますが,高価な自転車が
2~3年で体格に合わなくなるとすると,
教育費として如何かとなってしまいます.

現状では保護者に自転車レースの経験か,或いはスポーツとしての
自転車に深い理解があり,所得も一定水準以上の家庭で地域的にも
偏り,格差がまだまだ非常に著しいのが残念です.
しかもその自転車が,車に積んで行ってレースの会場でしか
乗ることができないとすれば,余りにつまらなすぎます.

ジュニア向けの特急自転車は期間を定めたレンタル制,
或いはリース制を主に買い取り業者が実施すれば,
家計の負担もかなり軽減が期待できるのではと思います.

ジュニアの特急自転車問題には,ベテラン世代が排他的にならず
一層の理解と協力を示す姿勢も必要でしょう.

それでは今日(9月21日・水)から始まった
秋の全国交通安全運動に因み,前段との関連で
自転車教育改革に情熱をかけていらっしゃる
ブラッキー中島氏の講演をお聴き願いたいと存じます.

こちらは2012年のサイクルモード東京(千葉県幕張)会場における
同氏の幼児向け講習会の風景.
イメージ 1
子ども向けの自転車指導で何より肝心なのは
スキルもルールも交通道徳も楽しみながら
正しく身につけさせることです.

とりわけ上手な急ブレーキのかけ方や,目の前に
潜む危険を予測してよけたり止まったりする
注意力を養うことが特に重要です.

何といっても指導に当たる人物が,自転車を「好き」でその
楽しさ,走る喜びを分かち合いたいという情熱が無ければ
より効果的な指導法は期待できません.
私はブラッキー中島氏の理念と活動を
全面的に支持します.

次の東京オリンピックでせめてベスト8入りのためにも
これからの「自転車」界には,彼と同様の理念を持つ
人材と基礎的なトレーニングの場所を提供してくれる
社会の協力がまだまだ無数に必要なのです.
こういった有志の組織・団体と教育界とでもっと意思疎通が
図られなければと,いつも歯痒く思っております.

老害安協の日本的形式主義の
子ども自転車大会よさようなら.

↑このページのトップヘ