マイロネフは行く

自転車とサイクリングに鉄道や郷土の自然(主に植物),地理,歴史などを織り交ぜ,ジュニア世代にサイクリング人気の復興を念じつつ展開してゆきます.

2015年08月

皆様こんにちは.
a383493242改めマイロネフでございます.

今日(8月30日・
日本マウンテンサイクリングin乗鞍」の
開催日ですが,モロ低気圧が直撃しましたね~.

こちらに,当地長野からエントリーした人の速報が出ております.


これによれば,現地は朝から大雨!
一応距離を短縮して(7kmで)やるにはやったらしいですが、
彼は大事をとって出走を断念したという事です.
高山帯の大雨では身体にもマシンにも
ダメージが小さくありませんからね.

この時期はとかく台風やら何やらで乗鞍も天候が荒れやすく,
大会史上でも中止になった年は少なくないようですね.

過去には村山利男選手と筧五郎選手の一騎打ちが話題を集め,近年では
人気上昇に伴い,抽選で出場権獲得も困難を極めると伝えられています.

特に今回ようやく初出場の実現をみた人にとっては,
この日のために準備万端整えて
いざ本番という段になってこの大雨!
しかもまた来年エントリーできる確証は無く,その上TVの
雨雲の予想図では,明日は雨は止む見込みらしいですから
僅か1日の違いで,空を憎んでも憎みきれない思いを
している人も多いのではと,他人事ながら残念です.

まあ,この大会には関係なく天候の安定しそうな時期を選んで
沿道の高山植物との“対話モード”でも楽しみながら
各自のマイペースで登って行かれるのも良いのでは?
せっかくあの大自然の中を自転車で走るのですから
順位やTimeにこだわってヒイヒイ言って帰るだけでは
勿体ないと思うのは私だけでしょうか.



皆様こんばんは.
a383493242改めマイロネフでございます.

昨日(8月27日・木)午後,時間が空いたので
ある野生草花の存在を想い出して,久々に
COLNAGO・Arteを乗り出して見に行ってきました.

その花というのはこれであります.
(ZOOM機能一杯で画像が不鮮明ですがご了承下さい)
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長野地区では現時点で私の知り得る限り,
小田切ダム下流側右岸の
岩場にのみ生育するナデシコの一種.
シナノナデシコ
に間違いないと思われます.

かつてはもっと手近な場所にも生えていましたが,
道路の拡幅工事等による環境の変化で激減しました.
ドローンでも使わなければ実態調査は事実上不可能な
この岩場でも目に見えて少なくなっていて
まさに風前の灯火といった状況です.
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これは別の岩場の上に自生していた個体.茎や葉は
普通のカワラナデシコ(或いはエゾカワラナデシコ)
と似ていますが,花序がヒゲナデシコのような
房咲きになるのが特徴です.
学名をDianthus sinanensis
(ダイアンサス・シナネンシス=ラテン語名の英語読み)
と称するように,信州を中心とする本州中部特産種,
地域限定種であります.

ではもう少し拡大してみましょう.
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トリミングでも,これ以上の拡大は画像が荒れるので
ご覧に入れることができません.
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自生現場のイメージとしてお分かり頂けるかと存じます.
この場所も白亜質裾花凝灰岩の地盤で痩せた土壌です.
いずれにしても極めて危機的な状況にあるのは確かで,
保護増殖のため何らかの対策が必要だと思うのですが,
ここは自然の成り行きに任せる以外にないのでしょうか.
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自生現場を見下ろす場所です.

では市街地へ戻ります.これは小市橋(こいちばし).
長野市安茂里と川中島・篠ノ井方面を結ぶ重要な路線ですが・・・・・.
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片側にのみ自転車・歩行者併用の橋が後付けされています.
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反対側の車道は狭くて欄干も低く,通勤時間帯にきちんと
左側通行を守って自転車で篠ノ井方へ渡るにはかなり無理があります.
閑散時でも後続車の来ない間に対岸まで逃げ切るのは容易ではありません.

帰りに,37年来取引を続けている自転車店で.
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中部地方をロングツーリング中のサイクリストもやって来ました.
これから乗鞍を目指すとか.

ついでにもう1箇所,中心市街地のある場所に咲いていたナデシコの一種を.
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花序はシナノナデシコと同様ですが
葉が肉厚です.これで塩害に耐えられるならハマナデシコ
だと思いますが,フジナデシコの可能性もありますね.

最後に,わがCOLNAGO・Arteの積算走行キロが
9,500kmに達しました.
10,000kmまであと500kmです.
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     全走行距離;25.40km

     実走行Time;1時間37分21秒

     平均時速;15.6km/h

     最高瞬間時速;36.5km/h























それでは気を取り直して,浅草から続けます.
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皆様どなたも耳に覚えの歌謡名曲「♪東京だよおっ母さん」
(=野村俊夫作詞/船村徹作曲,島倉千代子・歌)
の3番の歌詞を地で行くところですが,浅草寺詣りは割愛しました.
値打ちな飲食店の情報を何一つ持たずに行ったのもいささか残念.

何といっても今回は全国書道展の見学が主目的ですので,
浅草駅から上野まで日本の元祖の地下鉄に乗ります.
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浅草名物の観光人力車.乗客の定員が2名となると,車夫さんにも
ハンパないスタミナが要求されるのは申すまでもありませんね.
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吾妻橋方の銀座線の入りっと(長野の方言で「入口」).
嘗ての長野駅の駅舎が思い出となった今,これも一応
“仏閣型駅舎”とみなして良いのではないでしょうか.
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銀座線浅草駅のコンコース.今年で開業88年になりますが,
柱のデザインが如何にもレトロムード.

浅草13時22分発で,乗車したのは1522号車(日本車輌2013年製).
全体が以前より明度の高い黄色に濃黄色のラインが入った新型車輌です.
それでも全体的な,特に車中の風情は昭和初期の歌謡曲

「♪当世銀座節」
(=1928年西條八十作詞/中山晋平作曲,
佐藤千夜子〈さとう・ちやこ〉歌)

「♪青い背広で」
(=1937年佐藤惣之助作詞/古賀政男作曲,藤山一郎・歌)

「♪東京行進曲」
(=1929年西條八十作詞/中山晋平作曲,佐藤千夜子・歌)

等の時代と大きくは違わない感じがします.
スピードにもよるのだと思いますが.
渋谷まで乗り通したいところ,上野で下車し
全国書道展の会場へ向かいます.

その会場に,
101歳の出品者の作品も
展示されていました.
表彰式の式場で紹介され,出席者からどよめきが起こりました.
「朔 風 動 秋 風」
と,のびやかな草書体で書かれた作品です.

会場を後にして,山手線
サハE231-644(JR新津車輌センター2010年製)
で東京駅まで.

今回は明るい時間帯でしたので,
赤レンガ駅舎の内外を少しだけ時間をとって見学.
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これは新しく補修された部分だと思いますが
覆輪目地の技法が見事です.
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これは創建当時からのレンガに違いありませんが
何か手を加えた形跡がありますね.
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ドームの天井を改めて撮影.
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あぢゃ,ドームの塔の先端が入りきらなかったw.
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軒の補強(頬杖)の鋼材のデザインが,また如何にも芸術的.

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歩道の隅に自生しているスミレの一種.
気付く人はいるのでしょうか.
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やはり
“若人に ロードバイクは よく似合う”

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全車指定席の「かがやき」は見送って
18時40分発の「あさま643号」で長野へ帰ります.

8月の1箇月間には異例の2回の上京も
これにて無事閉幕と相成りました.










それでは前段の続きです.
先ずは秋葉原駅前で見かけた特急自転車の駐輪風景.
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余り何時間もこれでは如何にも不用心.
一方,TX浅草駅にはこんな駐輪場があります.
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区営の駐輪場ですね.地下ですから
これなら特急自転車も安心?

表彰式を終わって,浅草の中心部へ向かって歩きます.
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歩道の上にはこういう標識がありますが・・・・・・・・
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実際は明瞭な通行区分の表示は何も無く
歩行者と自転車が入り乱れます.
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自転車の通り道の上に点字ブロック!
長野市内でも同様な例が見られますが,
自転車道は車道の一部として区別しなければ
歩行者と衝突は避けられず,不安全で非機能的.
標識1本だけとは無責任の極みと言わざるを得ません.
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丁度昼食時にかかったので,とある軽食屋さんに入りました.
年配の夫婦で営んでいる細やかなお店です.
長野県内のにもおいでになったことがあるとか.
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私がオムハヤシ,母親がサンドイッチセットを摂りました.
このハヤシソース,客によって好みは分かれるところと思いますが
幾分酸味が勝ち過ぎている感じがしました.

この後,あまり広くもない歩道を2人で歩いていますと
後ろからガニ股でママチャリに乗った男がやってきました.
「何でこんな所を自転車に乗って通るだえ!」
母親がぶつけられたら大事になりかねませんので,
長野訛り丸出しでついケンカ腰.
男は「こんなこと位でガタガタ言うことはねえだろう」と
凄み半分で立ち去って行きました.

問題の道路は,センターラインから見て私達が右側通行です.
反対側の車道は,自転車で左側を通るには何ら問題ない交通量でした.
それにも関わらず彼は自転車に乗ったまま,如何にも当然という気で
歩道を右側通行してきたのです.
大阪の方が実態はもっと酷いらしいですが,
低速ならいいというものではありません.

改正道路交通法施行から,かれこれ3箇月近くになるところですが
依然として大半の国民は,自転車の正しいルールと安全な走り方に
全く関心を持っていないのが実態だと思います.

たとえ被害者になっても加害者になりたくない.
だから私は基本的に車道左側通行を貫き
「自転車活用推進研究会」を支持します.







それでは前段の関連で,先ず“乗り鉄”ネタから.

今回は長野7時10分発の「あさま606号」です.
いつの間にかすっかり”絶滅寸前”のE2系で,
車輌ナンバーはE223-11です.
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ここで,昨年UPしたE7(W7)系の車内の画像を
再掲して比較してみたいと思います.
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座席等インテリアは進化していますが,
車内からの眺望は当然ながら,E2系に分があります.

上野駅で下車し,山手・京浜東北線に乗りかえ.
“お別れ運行”の上り寝台特急北斗星到着ホームには大観衆.
先を急ぐ必要もあったので,せめて一目見ておきたい思いも諦めましたw.

続いては京浜東北線モハE233-1029号車に乗り
秋葉原からつくばエキスプレス(TX)で浅草へ.
最初はロングシートのTX2268号車.
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この直後,隣の車輌がセミクロスシートであるのに気付き
すかさず移動.
TX2368号車です.
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“大画面”の車窓が嬉しいですね.
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ヒータの囲いが無いので足元は広々.
普通(快速)列車用としては上々の掛け心地.
全区間を乗り通すのが楽しみになりそうです.

では,続きは後ほど.



(2015年8月30日画像差替え訂補)           

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